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01月09日、金曜日

「……どうしよ」


 今日は朝から寒かったけど、昼前から雪が降り始めて、今は大雪。

 部活も休みになって、電車が止まる前に帰れって言われたけど、傘ないし。

 雪なら駅で払えば平気じゃない?

 昇降口で軽く屈伸。


「っし、走ればいける!」

「んなわけあるかよ」


 呆れた声に振り返ったら、須藤だった。


「先輩、今日で31日なのに、まだ負け犬気分なわけ?」

「な、なによう」

「傘、入れてやるって言ってんの。ほら、そこ水たまり」


 須藤は傘を広げて、ぐいっと私の肩を引いた。


「え、でも」


 須藤の家は駅とは反対だ。

 この雪だし、余計に歩かせるのは気が引ける。


「さっさとしろ。うちの方に向かうバスが駅まで行かねえと出てないんだよ」

「あ、そうなんだ。じゃあ、お願いしようかな」


 ありがたく傘に入れてもらった。

 足元は雪でぐちゃぐちゃで歩きにくい。

 走らなくて良かった!


「そういやさー」

「ん?」


 ぱっと顔を上げる。

 思ったより須藤の顔が近くて、思わず固まる。

 須藤も言いかけたまま、私を見つめていた。

 ど、どーしよ。


「ごめん、近かった」


 なんとか目を逸らす。

 ヤだな。

 なんでこんなドキドキしてんの。


「そこで、キス待ち顔の一つでもできればモテんのに」

「し、しないよ! そんなのしたって、須藤は馬鹿にするだけでしょ」

「さあ、どうだろうな?」


 もう一回見上げたら、須藤の顔がやけに余裕そうで、ムカつく。

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