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12月30日、火曜日

 家の大掃除を手伝って、クタクタになって寝ようとしたら、須藤から電話がかかってきた。


「はいはーい、どした?」

『今日で21日だけど、女子力上がった?』

「掃除してたから、めっちゃ上がった」

『あー、そっちも? 俺もさあ……』



 そこからは、ひたすら須藤の愚痴だった。

 いつも偉そうにしてばっかだから、こんなにボヤいてるのは珍しい。

 学校でもカッコつけてるのに、今日は一日お母さんに叱られながら掃除していたらしい。それ、見たかったな。


『そんな感じで、うるせーのなんの。……聞いてる?』

「聞いてる。でもそうやって愚痴ってるの珍しいね」

『そうかも。先輩と喋ってると気い抜けるわ』

「えー。美人でイケてるお姉さんにドキドキしてほしいんだけど」

『負け犬が何言ってんだ。イケてるお姉さんなら、もうちょいシャキッとしろよ』

「し、してるよ!」

『俺よりバカだし』

「うっ、否定できない……」

『どうせ冬休みの宿題もやってないんだろ?』

「なんで知ってるの」

『はー、ほんとバカ。俺が見ててやんないと、宿題もしねえのかよ』


 反論がまーったくできない。

 はい、ノートをカバンから出してすらないバカです。


「あの、見ててくれる?」

『は?』

「だからさ、明日宿題やるから、その間通話つなげてて」

『仕方ねえなあ』


 明日の時間を決めて電話を切った。

 きっと、颯にもこうやって甘えればよかったんだろう。

 ……今更なんだけどさ。

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