12月26日、金曜日
今日で2学期もおしまい!
終業式のあと、サッカー部の部室に行こうとしたら須藤に捕まった。
「今日で17日。冬休みの宿題が出てるだろうが。ちゃんとやれ」
「まだ冬休みになったばっかじゃん」
須藤は無視して、そのまま私を図書室に連れて行いった。
カウンター席に並んで座らされて、宿題を全部机に広げさせられる。
「いいか、ギリギリにまとめてやろうとするな」
「うっ、なんでそれを」
「分かりやす過ぎるだろ」
なんで私は1年生に宿題の計画立ててもらってるのよ。
チラッと見た須藤の横顔は、思ったより綺麗だった。
目は切れ長で鋭くて、よく見るとまつ毛が長い。
鼻がすっきりと高くて、唇は薄い。
口、大きいんだ。
「おい」
「うわ、なに?」
綺麗な顔が、いきなりこっちを見た。
眉間にシワが寄ってるのはいつもどおりだ。
「聞いてなかっただろ」
「うん」
「見惚れるのも大概にしとけよ。国語と数学の問題集は毎日やれ」
「う、うん」
「それから」
言い終えると、須藤は呆れた顔でまた私を見た。
「なに、そんなに俺の顔好き?」
「んー、綺麗な顔してるよね。モテるのはわかるよ」
「なんだよ、それ」
須藤は苦笑して私の頭を撫でた。
窓から差す冬の穏やかな陽射しが、机に置かれた須藤の大きくてかさついた手を照らしている。
……ちょっとドキドキしたりなんて、してない。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
この作品が面白かったら、☆を★に変えていただいたり
ブックマークやお気に入り登録してくださると、
作者がとても喜びますので、よろしくお願いいたします!




