表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/17

12月19日、金曜日

 期末試験終わり!!

 採点があるから部活もない。

 帰りのホームルームのあと、友達とカラオケかゲーセン行こうかと相談してたら、スマホが鳴った。


「なに?」

『そろそろ再開するぞ』

「なにを?」

『あんたが勝たせてくれって言ったんだろうが。もう10日目だぞ』

「そ、そうでした……」


 でっかいため息つかれて、電話切られた。

 と思ったら、教室の扉から須藤が顔を出した。


「メイサ、行くぞー」

「げっ」

「えっ、メイサちゃん、彼氏?」

「あれ、1年の須藤くんだよね」

「メイサちゃんイケメンばっか狙うじゃん」

「そんなんじゃないから、ほんと」


 好き勝手言う友達に手を振ってカバンを持つ。

 なんなのよ、いきなり。


「なに?」

「デートの練習」

「練習?」

「予習復習練習ちゃんとしないから、あんたはバカ犬なんだ」

「ひっど!」


 言い方ってもんがあると思う。

 でも今回の期末試験、須藤に教わったからか前回よりはできた気がするんだよ。

 だから、須藤の言うとおりにしたら、ちょっとはマシな私になれるかな。


「……えっと、練習、お願いします」

「そうやってしおらしくしてたら、可愛いのにな」

「う、うさいな!」

「あはは、もう可愛くなくなっちまったよ」


 む、ムカつく!

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

この作品が面白かったら、☆を★に変えていただいたり

ブックマークやお気に入り登録してくださると、

作者がとても喜びますので、よろしくお願いいたします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ