表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
大人の恋心 (LOVE YOU/スピンオフ)  作者: 設樂理沙


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

67/83

大人の恋心 67

67.


" Meet Up 待ち合わせする "



 私たちは各々目的地の最寄り駅の南口で待ち合わせすることに

なっていて、改札口を通り抜けると、すでに先に着いていた小野寺さんが

待っていた。


 改札口を抜けて最初に彼のことに気付いたのは私の方だった。

 私が彼に気付いた時、彼は何やら俯いてスマホを覗き込んでいた。




 一方小野寺は待つ間、今日のデートコースの手順に不備はなかったか

再確認しているところだった。



 彼との距離2m...


 一度何気に顔を上げ、また俯いた。

 そしてすぐにまた彼は顔を上げた。

 今度こそ私に気付いてくれたようだった。


 「お待たせしてすみません」


 「いえいえ、約束の時間に遅れてはいませんよ。

 それに僕もほんの少し前に着いたところです。じゃあ行きますか。

 さてと・・タクシー乗り場まですぐですから」


 「タクシー?に乗るんですか? 」


 「ええ、この暑い中、歩くにはちょっと距離があるかなぁと思うので」


 私はそうなんですか、という具合に顔を少し振ることで納得した風に

相槌を打った。



 「さっきは少しびっくりしました。これまでの桂子さんと違って見えて

実を言うと、ちょっと緊張してます」




 「ふふっ、ですよね? って言ったら手前味噌になっちゃって痛くなりそう

なので撤回。

 でも本当に小野寺さんを紹介されるまで久しくこんなデートらしい

デートなんてご無沙汰だったので、今日は思いっきり髪の毛の先まで

念入りにお洒落してきましたっ!」




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ