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大人の恋心 (LOVE YOU/スピンオフ)  作者: 設樂理沙


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61/83

大人の恋心 61


61.☑


" Dutifuly 律儀な "


 

 そんなことを気にしながら、出勤の準備をしていた時

1通のメールが来ていたことに気が付いた。



 時間を見ると日付が変わっての2時頃になってた。


 彼は今日有給でも取っているのだろうか? と思われるような時間帯

からのメール。


 まさかの、お付き合いお断りメールじゃないでしょうね。


 ヤダっ、もう今更わざわざそういうのヤ・メ・テェ~。



 ありっ?・・・りりりっ?


 予想に反してデートのお誘い・・。


 「どいうこと? 」思わず口について出た桂子だった。

 

 前回会って別れた日から2週間も過ぎている。

 まさか小野寺から次のデートの誘いがあるなんて。


 この時の感情と言ったら・・。


 生まれて初めての何とも言えない、微妙で奇妙な不思議な感覚

・・・に、桂子は囚われたのだった。


 戸惑いと小さな混乱、それに嬉しさがmixされた・・そんな風な

感情が彼女の中を吹き抜けていった。



 この時桂子の脳裏には、亀卦川康之との夜のデートの日のことが

鮮明に蘇った。


 馬鹿みたいに律儀な自分の性格が自分を守ってくれたのだ。


 黙っていれば、亀卦川が言い触らしでもしない限り、One Nightの

秘め事のことなんて、まず知世にも小野寺にも知られることはないだろう。


 ・・が、それでもやはり後ろめたさを持たずに交際相手と

向き合えることに、桂子はほっとしたのだった。



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