大人の恋心 47
47.
" That's Difficult. 大変だぁ~ "
結局、金曜日仕事を終えて家に帰り食事を摂り、寝る時間を
迎えても、桂子からは自分に宛ててのメールも電話もなかった。
小野寺は力なく肩を落とし、ベッドの淵に座り込んだ。
こうなったら、以前行った釣り場に行ってみるか。
そう決めると小野寺は上手く会えそうな気がしてきて
安らかな眠りにつけたのだった。
翌朝早起きをして川に行ってみたが、そこに桂子の姿は
なかった。しばらく待ってみたが彼女は現れなかった。
あー、海のほうだったかな! こりゃあ場所を外してしまったかな!
またもや失速して元気を失くした小野寺は思う。
彼女は家に招待はしてくれたものの、あくまでも緒方夫婦に
気を使っての社交辞令なのかもしれないな、と。
自分に対してそれほどの熱心な恋心は持てなかったのかもしれない。
じゃあ、自分はどうなのだろうか?
数回会っただけだけど、いろいろなことが新鮮で彼女のような
女性と結婚したら穏やかで幸せな日々が送れそうな気がする。
それなのに、自分からは積極的に動けず足踏みばかりしている
自分が嫌になる小野寺だった。
見合いって結構大変なんだなぁ~。
桂子との結婚に不満はない・・どころかHappy Lifeの予感しかない。
しかしどうしたことか、どうしてもこちらからアクションが
とれないでいた。
あー、俺はどうしてしまったのだろう!!




