謎のシスター
あれ?あのクマをこのシスターが倒したの??
「大丈夫ですか??」振り返りながら話しかけてくるシスターは幼さの残る可愛らしい声
銀髪のすらっとした幼い感じの女の子だった。
今何が起きたのかわからず反応に困ってると
「あのー?ほんとに大丈夫ですか??私ヒールとか出来ないですよー」と
少し天然の入ったような声で再度話しかけてくる
やっと現実に戻り
「あっすみません助かりました。」と助けてもらったことに対してお礼を言う
「無事なら良かったです。でもどうしてこんな所に?」シスターは首を傾げながら真剣に考えている
「実は、、、」転生したってことを言っていいのか分からないが嘘をつくより正直に言うことが礼儀だと感じ、今まであったあらかたの事を伝えた。
「そうだったんですか、大変でしたねー」
シスターは話を聞き終えると別段驚いた様子もなくこちらの話を信じてくれている
「信じてくれるんですか?」
こんなにあっさり信じてもらえるとは思えず、もしやこのシスター騙されやすい?と感じてしまう程度には心配になってしまう。
「転生者?とはあったことは無いですが、書物でそういったお話が何個かあったりするので、あながちおかしな話でも無いのかと思いますよ」
つまり転生者は自分だけではないってことか。
「とりあえず辺りも暗くなって来たので良かったら一緒に街に行きませんか?危ないですよ?」
シスターは辺りをきにしつつそう提案してきた。
俺にとっては願ったり叶ったりなので
「こちらこそ是非、お願いします」といった瞬間
肩に担がれて
「では行きますよーーーーー」
「えっ?」
ドシーーーん
ものすごいGが身体に半端なくかかり俺の意識は今度こそ無くなった。