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この作品には 〔ボーイズラブ要素〕〔ガールズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

僕が今朝見た夢の話

作者: K

記号は場面の移り変わりを表しています。



これは僕が今朝見た変な夢を1ページにまとめた物語


夢の中なので、リアリティはほとんどありません。自分自身「何だこれ」と思ってますが、面白かったので執筆しました。

現実と一部マッチしている部分もあったので、そこは上手く隠しながら出来るだけ書いていこう。


途中に解説も入れながら書いていくつもりなので、逆に混乱するかもしれませんが、ご了承ください(笑)


また、主観は夢を見ている僕自身なので読者の方は僕になりきって読んでみてください。


それでは、寝る少し前からスタートしましょう、、、



→→

→→→



僕は現在大学生だ。

一昨日までのGWが終わり、いつも通りの日常が戻ってくるなぁなんて思ってたりしてた。

GW明けからイキナリの雨で、偏頭痛持ちの僕は頭の痛みを堪えながら授業を終え、往復2時間の道のりを本を読みながら過ごし、帰ってからはバイトも休みなのでノンビリしていた。


明日は冷えるらしい。

中学から現在までバレーボールを続けている僕は身長180cmのエーススパイカーだった。

しかし、高校の時にたくさん大怪我をしてしまい、あまり活躍できなかった。

その時の怪我が今も日常生活に影響してしまう時がある。

天気が悪かったり、気温が低くなったりすると膝や腰を痛めてしまう。

ゆっくりお風呂に浸かった僕は薄いヒートテックとパーカーを着て布団に入った。


ズキズキと痛む頭に悩まされながら、僕は眠りについた。



.。oO



「また夢か…」

僕は眠りがとても浅い。

夢の中にいても理性がハッキリしていることがよくある。

「明後日は名古屋で試合か〜。

今日は車で移動だな」

もちろんバレーボールの試合だろう。しかし、膝を故障している僕は試合に出られないハズ…

しかも、僕が現在住んでいるのは千葉県だ。

名古屋は少し遠いんじゃないか?

そんなことを思いながらも夢の中の僕は車で名古屋へ向かう。


途中、なぜか新小岩で休憩を取った。

そのまま東名乗って海老名あたりで休憩すればいいのに(笑)まあ、夢の中だから何でもありなんだな。


名古屋に到着。

僕が試合でやることは中学生の部活の指導だったらしい。

プロでもない僕がなんで名古屋まで来て知らない中学生を指導することになったのかはまさに「夢のみぞ知る」と言ったところか。

不思議なことに中学生たちは僕の指導をきちんと受け入れてくれる。

顧問の先生は優しそうなおじさんだったが、バレーボールのことは素人らしい。

僕の知り合いだったのかな?


季節は現実と同じく5月の初め頃だった。

中学生の大会は夏の大会だけが唯一の全国へのチャンスだった。

中学生の彼らは全国へ出れるかどうかはハッキリ言って微妙だった。

実力はあるが、愛知を勝ち上がるのは難しいからだ。


あっという間に7月…

それでも彼らは決勝まで進んでいった。

僕はコーチとしてベンチに座ってチームのみんなに支持していた。

試合はフルセットにまで及んだ。

そして、僕たちのチームがマッチポイントを取った!

最後の1点は、僕がベンチメンバーかの中から才能を見出し、エースにまで成長した少年が取った。

僕たちは全国出場を決め、歓喜していた時に僕は突然倒れた。



→→→

→→→



視界が突然真っ暗になったと思ったら、僕は車の助手席にいた。

運転手は僕の彼女だった。もちろん現実世界のね(笑)

でも、なんだかいつもより視点が低い。

「あ、起きた?あなた丸2日寝てたんだよ。体調はどう?」

「えっ!2日も寝てたのか!うーん、少し頭が痛いな」

彼女のいつもと違う接し方や2日寝てたことにも驚いたが、僕の声の高さに驚いた。女の子のような声だったからだ。

「天気が悪いからかしらね。それより、あなた女子高生なのに授業は大丈夫なの?」

「女子高生…?」

ミラーを見る僕。でも、夢を見ている僕は客観的に僕のことを見ていた。

僕はすごく可愛い女の子になっていた!

しかも、女子高生の制服を着て!



ぐにゃぐにゃと曲がる変わった道を進んで行く。

現実世界の彼女は免許を持っていないので、僕が運転している気分だった。夢だからね。

気づいたら辺りは真っ暗になっていた。

「さあ、着いたわよ。貴女が行きたがってた福井県の敦賀よ」

僕からしたら突っ込みどころ満載だったが、礼を言って車を降りる。

敦賀駅前は日本一長いアーケード街となっているが、この時間ではやってる店も少ない。

とりあえず、和風の古びた店に入ってみたが、僕が今女子高生になっていることを思い出して店を飛び出た。




少し歩いただけなのにもう海が見えた。

しかも、砂浜は坂みたいになっていたし、砂は九十九里みたいに黒かった。

自然が多い福井とは言え、夢の中ならではだな。

時刻は夜中だと言うのに砂浜は釣り人で埋まっていた。

しかも、みんな大きな魚を釣りまくっている。

僕はふらふらっと砂浜の奥の方に向かっていった。

「よう。君も釣りしてみるかい?」

30代くらいに見える男性が僕に釣り竿を渡してくれた。

僕は現実世界でも釣りをしていた。

だから、礼を言いながら釣り竿を受け取って釣りを始めた。

だが、何かおかしい。

いつもより仕掛けが遠くに飛ばないし、体中がだるい。

それでも大きなブリを1匹釣った。

男性にお礼を言い、僕は砂浜を去ろうとしたところで僕は立てなくなってしまった。

「あれ…体が…動かな…」

コンクリの道の上で女の子のようにペタンと座り込んでしまい、ひどい頭痛と全身のだるさで動けなくなってしまったのだ。

「女の子になって…体が弱く…なってる…」

このまま倒れ込んで寝てしまいそうだった。


その時、同い年くらいの青年が僕の肩を支えて立たせてくれた。

「大丈夫か?」

その青年は僕がバレーボールの指導をしてエースまで成長した、あの少年だった。



→→→→

→→→→



目が覚めたら僕は学校の廊下にいた。

高校の校舎のようだが、東京タワーのようなありえない高さだった。

ふらりと窓から下を見てみる。

道路や車、建物、遠くの山、あらゆる物が小さく見えて面白かった。

なんだか、ジオラマを見てるみたいだ。

「何見てんだ?」

さっき助けてくれた青年がこっちへ来た。

砂浜での出来事は夢だったのだろうか。まあ、夢なんだけど。

爽やかで整った顔立ちの青年が僕の隣に立つ。

やはり身長的に僕が見上げる形になる。

「走ってる車が小さくて面白いなーって思ったんだ」

「確かに面白いなー。ところで、今日は部活出ないのか?」

うーん、僕はどうやら体が弱いみたいだから運動は辞めておこう。

それにマネージャーなんかやりたくないし。

同い年で指導者なんて無理だろうし…。

「そっか…。残念だけど、気が向いたら来てよ!」

その言葉だけで彼がとてもいい青年なんだと分かった。



→→



どうやら昼休みの時間だったようで、僕は昼食を求めてウロウロしていた。

この校舎は縦にも横にも広い。

どうやら幼稚園から大学まで1つの校舎に集まっているらしい。

購買はアメ横みたいだし、コンビニもたくさんある。

カフェみたいなところも多いし、食堂も大賑わいだ。

だけど、僕はお金を持っていなかったので我慢することにした。



→→→



教室に戻ってきたら、僕が指導したバレー部の少年達が全員いた。

みんな逞しくなっていた。全国大会はどうだったのだろうか。

それより、ここは名古屋なのか福井なのか…


→→


トイレに行きたくなった…。

僕は自分が女子であることを思い出し、男子トイレの寸前で引き返し、女子トイレに入った。

「誰にも見られてないよな…」

とても大きい校舎に比べ、トイレは個室が3つしかない小さなものだった!

「いや、おかしいだろ!」

心の中でツッコミを入れながらも既に埋まっているトイレは空きそうにないので、別のトイレに向かった。

途中、かなり危なかったが、幸いなことにトイレの数自体は多かった。

3つとも空いてるトイレを見つけ、用を足した。



→→→→



昼休み明けの授業は国語だった。

僕の机の中は教科書や辞書でパンパンになっていた。

そこにスマホが挟まっているのを発見したが、授業中はやめておこう…。


国語の先生はすごく厳しい30代くらいのぽっちゃりしたメガネの女性で、生徒からすごく嫌われていた。

僕は現実世界と同じように夢の中でも国語が大の得意だったので大丈夫だったが、バレー部の中では勉強が苦手な人もいるみたいで、よく怒られていた。

今度は勉強も指導しないとなぁなんて思いながら授業を終えた。


そこでまた視界が真っ暗になった。



○○○○○○○



起きたら朝だった。

長い夢を見た後はいつも頭痛に悩まされる。

そして、今日は天気が悪いのでさらに頭が痛い。


頭痛と全身のだるさを抱えながらも起き上がり、僕は朝食を摂り、学校へ向かった。




あの夢はなんだったんだろう。




終わり


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ディスりでも罵りでも構いません!

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