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僕と幸
思いつきと気まぐれで、書き始めました、
ジャンルはなにか、自分でもよく分かっておりません。よければ、お読みください
罪を犯したその日
怪しく光る満月に、僕はこの子を守ると誓った。
これは、決してバレてはいけない、
世界中の誰にも、そして、この子にも…
僕の腕の中で、小さな寝息を立てるこの子に僕は名前をつけることにした。
人生で名前をつけたことのない僕は、どんなものがいいのか全くわからない。
意味のある名前がいいのだろうか、
それとも呼びやすい名前か?
考えれば考えるほど決まらなくなりそうだ。
あぁ、もう、簡単にいこう。
寝ているこの子の頬にそっと掌を添える。
「僕は、君に幸せになって欲しい。 君は名前は、さち。幸せと書いて幸だよ」
幸が、小さく頷いたように見えた。