科学者だよー!
そういや、義手と義足……外されてるし、というかレイレイが持ってるの俺の義手と義足じゃないのか!?
もしかして、全員レイレイと多分ヘンジらしき男に洗脳されて!?
「いえ、それが私達は正気です」
「どちらかと言えば正気では無かったのはお前の……」
「詳シイ事ハ私カラ説明スルヨ!」
なんか今、ショウが気になる事を言っていたような気が……まあ、良いか。でも、本当に何があったんだろうか? フェルも天照も無事そうだし……ショウもカグヤもいるなら何とかなるかな?
「マズ、自己紹介ヲシヨウカ?」
「自己紹介? お前はナンバー00で戦闘人形……は、俺の呼び方だから、機械人形の試作品とかじゃないか?」
「オオ! 合ッテル……ケド、ソレジャ足リナイノサ!」
(我は事実を聞いて不愉快だ……)
天照が不愉快そうにグルル……と、唸り始めた。フェルとショウがなだめるが、ショウの頭がまた噛まれた。うん、天照にはショウの頭だけ噛ませとけば良いよね。
「私ハレイレイ、トイウ名前モ貰ッタ。シカーシ、私ノ本当ノ正体ハ、ヘンジ!ヤパン最高ヲ超エテ、シェーン最高ノ科学者ト自負シテイルヨ!」
ヘンジ……科学者、ヘンジ!? ヤパン人の、科学者の、アキバの製作者が!? こんな黒髪の、三つ編みの、モブキャラみたいな顔立ちのコイツが!? 俺の探してたヘンジ!?
俺、探してる人と一緒に居たの!?
「ちょっと待てよ! じゃあ、この男は誰なんだよ!? 明らかな新キャラじゃん!!」
「あっ僕はヘンジ博士の助手っす。ヘンジ博士には今回黒幕のフリをしろって言われてたっす」
口調のせいで爽やかに見える! というか、ちょっと目にクマがあるだけで優しそうで爽やかな青年に見える。爽やかな助手君は良いとして……
「じゃあ、なんで襲ってきたんだよ……!」
「ソレハ、ホラ……トイウカ、メンドクサイナ。ウ、ううんっ! ……よーし、これで話しやすくなったね」
「普通に喋れるのかよ!?」
「ああ、うん。それは私がヘンジだと気付かれないための布石さ。フェルさんにはバレていたけどね」
フェルは気付いてたのか……まあ、考えればそれっぽい言動もあったような気がしなくも無いし……片言はロボのフリと言えば納得は出来るけど、何故俺に正体を隠していたのか。それが気になる。
「私が左腕を貸しただろう? ただ、左腕を貸すのではなく危機的な状況で、私を信頼できるか試したんだよ! 私はそんなつもり無いのだが、ショウもカグヤも私の事を胡散臭いだの、イカれた科学者だの、今回の作戦も大分反対されたよ!」
今回の……作戦?
「……ヘンジ様、ショウ様、カグヤ様。作戦とは聞いていないのですが……?」
フェルが一気に怖い表情になった! 天照もショウを甘噛みしながらヘンジを踏んづけ始めたし! カグヤは俺に隠れ始めてって俺を盾にしないでくれ! うわっ、フェルの攻撃が俺の方向に!?
「うわーーーー!?」
「レイジ様!?」
次の更新は一応明日、午前6時を予定しています!




