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神核の特性

 神核の特性……と言われれば心当たりが無いわけじゃない。天照の攻撃、トールの防御、ゼピュロスの治癒、アプサラスの変化、これらは守護神獣の特性と聞いていたけど……神核の特性なんだろう。って言う事は……


「フェルやカグヤ、ネルガの特性って聞いてみても良いかな?」


「私の性質は万能です。シェーン様と同じ様に、出来ない事が無くなるという特性ですね」


 なるほど……シェーンにチートと頼んでおいたが、神核によって付与されていたんだな。出来ない事が無くなる……魂レベルまで種族を変更したり、本来シェーンに無い分身を簡単に発動させたのも神核の恩恵なんだろうな。


「私は……瞬間移動(ワープ)。私が見える範囲なら……どこにでも移動出来るよ」


 カグヤの瞬間移動も神核の恩恵か……戦闘中の動きは速ければ速い程強い。その移動にかかる時間が短いどころではなく、無いと言うのは圧倒的に強いに決まっている。しかも視界からは消えるわけだからな……分かっていても一瞬驚いてしまう。


「ネルガ・アノルドの特性は非常にシンプル、魔力完全無効(アンチマジック)だ。戦う奴なら分かると思うが、人間や魔王を倒す為だけにある特性だぜ。神力も闘気も関係なく無効化……しかも物理的な攻撃も半端な攻撃じゃあの筋肉に防がれるし、転生者よりもチートしてるっつうの」


 ネルガは……本当に天然のチートだよな。何でアイツが勇者なのに、この世界には魔王がまだ残ってるんだろうかと思う。ネルガが生きていると言う事は、魔王は倒されている筈で…………って、今はそういう話じゃなかった。


「色々あるんだなぁ……俺の特性か……」


 そう言えば神核が完成した瞬間に、ネルガが気になる事を言っていた。優しさが俺の神核になるって……優しさが特性に関係あるだろうか?


「まあ、俺は何となくお前の特性の予想はついてるけどな」


「え……? 本当か!?」


「優しさ……と言えなくもないな。何せ、お前には全く作用しない特性だからな」


 俺の特性なのに、俺には作用しないのか? という事は状態異常系? でもショウは優しさと言えなくもないって……もしかして味方への支援系の特性……?


「どんな特性なんだ……?」


「普通に教えてやっても良いけどな……」


 あっ、この言い方……もう何を言われるか分かったぞ。


「戦いの中で知るのが良いだろ。転生者同士、戦おうじゃねえか」


「やっぱそうなるんだ……まあ、戦うのは好きだし、良いけどさ」


「ああ、でも条件がある。お前は攻撃禁止、カグヤと組んでかかってこい」


「っ!?」


「因みにカグヤは俺への勝率0%だからな。油断せずにかかってこいよ?」


 あのカグヤを相手に……!? というか、俺は攻撃禁止って……

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