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無双料理人(コック)は今日もゆく  作者: アナグノスティス
一章 ナギサは凄い力を持っていたようで…
1/1

第一話 高スペックで異世界に来ました

初投稿ですよ。

学生という忙しい身なので全然進まないと思います。ほとんどが思いつきでやってますのでご了承を〜〜〜。

では、はじまり、はじまり!

 いつもの爽やかな朝、朝食は洒落込んでエッグベネディクトとコーヒー。

「うん。相変わらず美味いな。僕の手料理は。」

 そう言って渚澪なぎさ みおは食べ進める。

「今日は何をしようか?」

 大学入試を終え、高校が自由登校となってから渚は一度も学校に行っていない。それには小さいながらも理由がある。家事がしたいからだ。白色をベースにして所々が黒かみ、普通の顔、成績優秀で、しかし運動神経皆無の渚が唯一家事をするときだけは体が動くのだ。とくに料理の腕はそこらの料理人より上手自信を持っていた。

「そうだ。久しぶりにチーズケーキでも作ろうかな。ならクリームチーズを買いに行かないと。」そう言った近くのスーパーに向かった。自宅から徒歩十分の所にある大手スーパーで買い物を済ませると帰途についていた。

「ニューヨークにするかレアにするか迷うな。『危ない!』、、、えっ?」振り向くと歩道に突っ込んできたトラックが目の前に迫ってきていた。

(あぁ、終わった。短い人生でした。せめて、もう少し料理を作っていたかった。)そう思いながら渚は意識を手放した。


「おい目を覚ますのだ。」遠くから声が聞こえた。それにつられ意識が覚醒した。

「、、、、、ここは何処だ。」そう言って周りを見渡すと一面白一色の空間だった。すると、また遠くから声が聞こえてきた。

「目を覚ましたか。ワシの名はパンゲア。神の一人じゃ。」

「遂に僕の頭は可笑しくなったのか?自分は神だという声を聞くようになってしまうとは。取り敢えず起きたら病院へ行くとしよう。」

「可笑しくはなっておらん。ワシの声は本当の事じゃ。」

 落ち着け僕深呼吸、深呼吸。

「で、自称神なぜ僕に話しかけてきたのですか。僕は死んだはずだが。」

「あぁ、確かに。しかし、あまりにも不備に思って一つチャンスをやろうと思ってな。まだ生きてみたくはないか?」

「まぁ、出来ることならな。そんなことが出来るのか。」

「ワシは神じゃ、出来るから言っとる。」

「なら頼む。まだ作ってない料理が山ほどあるんだ。」

「違う世界になってしまうが良いか?」

「むしろその方がありがたい。」

「なら生き帰らしてやろう。ついでに生き帰り先の世界についてと主に力をやろう。その使い方もな。では、楽しんでこい。」そう言うと渚の視界が歪んでいった。


 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


 渚は目を覚ました。周りは小高い丘になっており、美しい花畑が広がり、心地よい風が吹いている。

「ここがあの自称神が言っていた世界【エルドラ】か。綺麗な所だな。でも、知識によると人以外の種族も住んでいるし、魔物もいるらしいな。まぁ、貰った力を使えばどうにかなるだろ。」

 そう言って横にある道を歩いていった。十五分ほど歩いていると大きな街が見えて来た。「きゃーーー‼︎」突然聞こえた悲鳴に驚きながらも聞こえた方向に急いで向かった。

 そこにいたのは十五歳ほどの少女と体長四メートルはあろうかというほどの鱗が岩で出来ているワニがいた。その少女はこちらに気づいたようで助けを求めて来た。

「お願いします。助けて下さい‼︎」

「言われなくても。さすがに見逃すわけにはいきませんからね。」と言ってワニのような怪物に突っ込んだ。怪物もそれに気づいたようで尻尾で渚を打ち、吹き飛ばそうとした。が、尻尾が当たった感覚があったところで尻尾が動かなくなった。渚が魔力を纏っていたのだ。怪物はその時に感じた力に恐怖し、こう思った。もう終わったと。その後に起こった事はとても単純だった。渚は一歩で怪物の頭に近づくと頭を殴りつけた。起こったのは破壊だった。殴ったとたん頭が爆散したのだ。

「やりすぎたかな。この体の力の使い方以外と難しいな。」となんでもないように呟いていた。

「あの〜。助けてくれてありがとうございました。私の名前はクレア・ヴァン・ゴードンと申します。クレアとお呼び下さい。そして、大変失礼なのですがいまの魔力はなんだったのですか?」と恐る恐る聞いてきた。

「クレアと言うのかい。気にすることはないよ。自分の力がどれくらいのものか試したかっただけだからね。そして、今のは魔力による身体強化だよ。この世界では普通の事だと思うけど。」相手の言い方に驚き貰った知識が間違いなのかと疑問に思った。

「そう言う事ではないのです!私が驚いているのはその量なのです。今の魔力量は国のトップの魔法使いレベルのものでした。」

「本当かい。今ので一割でてないと思うけど。」

 それを聞いたクレアは驚きすぎて何も言えなくなった。

「大丈夫かい。今からあの街に行こうと思ったいるのだけど。君はどうする?」

「、、、はっ!わ、私もあの街に帰る所でしたのでご一緒してもよろしいですか?出来ればお礼もしたいのです。」

「いいのかい。あんなことでお礼をして貰えるなんて嬉しいよ。あっ、そうだまだ名乗ってなかったらね。僕の名前は渚澪。ナギサと呼んくれ。」

「わかりました。ナギサさん。それとあんなことだなんておっしゃらないでください。あのモンスターはここら辺一帯のボスですよ。」

「あっ!聞くの忘れてたけど。あれ食べれるのる?」

「はい。高級食材として有名なロックジョーですから。知りませんか?」

「そうなんだ。良い事聞いたよ。ついさっきこの世界に来たばかりで詳しく知らなかったからね。」さらっと出た爆弾発言にクレアは驚いた。

「ナギサさんは異世界から来られたのですか!と言うことは勇者様の一人ということですか!」

「あぁ。それとは別口だよ。僕は勇者じゃないはずだよ。」

「そうですか。」

「がっかりさせちゃたかな。」

「いえ。助けて貰ったのですから。ただ、一度でいいので勇者様に会いたいと思っていたもので、つい。すみません。」こんな話をしていると街の関所に着いた。

「止まれ今この街の付近にモンスターが出ていると言う情報が入っている。なので門を開けると訳にはいかない。って、お嬢様どうしてこちらにいらっしゃるのですか!?」門番の毅然とした声がいきなり慌てふためいたのに笑ってしまった事はふせていようと心に誓ったのだ。

 その後、クレアの家にお世話になり、お礼と言われ膨大なお金を受け取った。

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 ナギサは貰ったお金をどうしまうかに困っていた。

「こんな量の金どうやって運ぼうか。あぁ、そういやこれがあったっけ。」そう言って取り出したのはウエストポーチのようなカバンだった。

「タララッタラ〜〜!マジックバッグ!これさえあればどんなに重い物でも重さを感じず、無限に持っていけるんだ〜〜。一人でドラえもんネタって寂しいだけだね。」

 と落ち込むのだった。

「後は素材系が手に入れば他の力も試せるはず。そのためにもまずギルドに登録しなくちゃね。」とギルドに向かっていった。

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 ギルド支部の扉を開けて驚いたのは意外に綺麗だったことと、荒くれ者の様な人達が暴れていないことだった。

「ようこそ〜。今日はどういった御用ですか〜。」

「ギルド登録をお願いしたいのですが。」

「わかりました。ではコレに手を通してください。」

 言われた通りにすると通した手首に魔方陣の様な物が印刷された。

「はい。終わりました〜。これであなたもギルドの一員ですよ〜。」おっとりとした空気に引き込まれそうになっているのに気が付き慌ててギルドから出て行った。

 その後、様々な店で回復系アイテムと素材、装備品を揃えて街から出た。

「装備ってこんなかんじでよかったのかな。」

 ナギサが揃えたのは底がしっかりしているブーツと黒のゆったりめのズボン、黒のフード付きローブだった。

「まぁ、気にしても仕方ない。さて、素材系の収集に向いていて僕の力を使っても周りにばれない所はなかったっけ。」と言って取り出したのはギルドでもらった迷宮ダンジョンマップだった。

「これいいんじゃないか。」と言っていくことにしたのは【無限獄ウルド】と書かれた迷宮だった。

 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 迷宮へと向かう道の途中自分のステータスを見ていない事に気付きみることにした。

「たしか、念じるだけでいいんだったよな。」


 ナギサ

 職業:【料理人】【錬金術師】【職人】

 称号: 神に選ばれた者 死を逃れし者 知識を求める者

  一騎当千 匠 芸達者 神の舌 異世界人

 スキル:錬金術 魔力操作 剛力 迅速 敵意察知 視線誘導

  奇策士 加速思考


 唖然としてしまった。

「これ、スペック高過ぎないか?俺でこれなら勇者ってどんだけすごいんだよ。」

 この時ナギサは知らなかったのだ。異世界人であろうとも初期でのこのスペックは高過ぎることを、、、

「取り敢えず道行きで確かめながら行こうか。」

 といいながら歩いていると後方から敵意を感じとった。

「なるほど。スキルや称号は自動的に発動する物もあるのか。」といいながら振り返るとそこに現れたのは十数人ほどの盗賊らしき者達であった。

「そこの黒ローブの旦那。死にたくなかったら、身ぐるみ全部置いていきやがれ。そしたら命だけはとらないでやるよ。」と下卑た笑いを浮かべリーダーらしきやつが近づいてきた。

「お前はバカか?」率直に思ったことをきいてしまった。

「誰がバカだ!許さねぇ。お前らやっちまうぞ!」

 とリーダーは言ったのだがいつもの威勢のいい声が聞こえてこず、周りを見た。そこで見たのは倒れて動かない仲間達だった。

「何故?という顔をしているな。説明してあげよう。まず生物が生きる為には酸素を必要としている。しかし、この酸素は濃度高まると生物にとって毒となる。僕はそれを利用しただけだよ。僕の持っている力であの人達の周りの空気の二酸化炭素を分解して酸素を精製して、濃度を高めたそれだけだよ。説明終了。では君も良い夢を。」

 そう言い終わるとリーダーは意識を失い倒れた。

「驚きの性能だな。この【錬金術】は。そういえばここって【アヴァロン大陸】でいいのかな。さっきの地図を見る限りそのはずなんだけど。」

【アヴァロン大陸】とはこの世界にある【ムー大陸】【アトランティス大陸】【バビロン空中大陸】【アルフヘイム大陸】を含む五つの大陸の一つでこの世界の地上の四割を占める大きな大陸で様々な種族が住んでいる。【ムー大陸】は科学が発達した大陸で人族がほとんどを占めている。【アトランティス大陸】は土地のほとんどが海の中にあり、人魚などの海洋族の大陸である。【バビロン空中大陸】は空中に浮き移動する大陸で有翼族や天使族などの翼を持つ種族が住んでいる。【アルフヘイム大陸】は魔法を中心に発展している大陸で妖精族や精霊族が住んでいる。

「まぁ、きにしても仕方ないし、先に進んで行こう。」

 そうこう言っている内に(無限獄ウルド】の近くにある大きな街に着いた。

「取り敢えず今夜の宿をとって、明日から迷宮に篭ろうか。」そう言うと街に入り宿探しを始めた。

 数十分後、少し値がはるがベッドも料理も良い宿を見つけそこに泊まることにした。そこから先の行動は迅速で御飯を食べるとすぐに寝床に入った。

「今日は早く寝るとしよう。」

 そう言うと目を閉じた。

読んでいただきありがとうございます。次がいつになるか全くわかりませんが、頑張ります。♪───O(≧∇≦)O────♪

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