アウト・バイナリ

作者：天川裕司

初めまして、天川裕司です。

ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。

また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。

どうぞよろしくお願い致します。

少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。

サクッと読める幻想小説です(^^♪

お暇な時にでもぜひどうぞ♬

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【YouTubeドラマにつきまして】

無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、

お見苦しい点はすみません。なので音声も無しです（BGMのみ）。

基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。

創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪

出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬

でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、

どうぞよろしくお願いします(^^♪

タイトル：アウト・バイナリ

「まただ。…一体誰からなの〜これぇ？」

変なメールが毎日入るようになった。

・後ろを見ろ

・今度遊びに行かね？

・まち、がえ・ない・で

いきなりこんな

メールばかりが来るようになり、

中には内容が全くわからないものも。

外国人が間違った日本語で

書いてくるようなものがある。

そのメールアドレスを

たどってみても

送り主は全くわからない。

このアドレスは

現在使われておりません…みたいな感じ？

と思って居たら、

「え？ちょっとこれ…」

メールアドレスがないメール。

つまり下書きメッセージの所に、

これまでと同じ様な

訳のわからないメールが並んでた。

実はこう言うのが2度目。

1度目はすぐに携帯を解約した。

気持ち悪かったので

誰にも言わずすぐ解約したのだが、

2度目となるとそうも言ってられない。

（友達に相談）

「なにそれ？こわっ！」

「とかなんとか言ってぇ、自分でやったんじゃないのぉそれw」

「まぁそんな暇なことするわけないかwそりゃそだよね」

「警察に言ったら？」

「携帯ショップに相談してみたら？」

「もう買い換えるしかないんじゃないのこれw？」

友達はそんなことを

よく言ってくれたが、

そう何度も買い換えるわけにも。

ピロン♫（メール着信音）

「あーもう！むかつくなぁ！」

またメールが来やがった。

私の携帯にはもうこんなメールの羅列。

でも、これってもし本物だったら

YouTubeやテレビなんかで紹介して、

それなりに報酬もらえ、

ときの人みたいに

ガッポガッポ儲かるんじゃ？？

そんなことも確かに

考えるようになってたが、

問題は1人で居る時に、

かなりの恐怖を味わってしまうこと。

さすがに1人の時に

こんなメールと対峙するのは

そろそろ怖くなってきていた。

（別日）

友達「こんなメールはさぁ〜」

「あっ」

友達「っとこーして消してやりゃイイんだよ♫w」

幾つも来ていた

その訳のわからないメールの1つを、

彼は消してくれた。

私も当然これまで消してきたが、

何度も来るので、

もう消すのも諦めて

そのまま放ってたんだ。

そして最近になり、

やっぱり携帯を

買い換える気持ちも湧いていた。

でも簡単に消してくれたことで、

彼が少し頼もしく。

と思って居たらその翌日。

「うそ！？な、なんで…」

そのメールを消してくれた彼が他界した。

交通事故だった様で、

ダンプにハネられたとか。

本気で怖くなり、

私はもう携帯をその日に

解約することに決めた。

そして部屋を出る支度をしてた時、

ブゥン…と言ってまたメール。

でも、内容は何も書いておらず、

空っぽのメール。

ここからが不思議だったが、

その空っぽの

白紙のメールを見て居るうちに、

私は携帯のカメラを起動したくなり、

そうした。

「ひっ…！」

私はカメラを起動したまま、

思わず携帯を床に投げ捨てた。

携帯電話は床に

上向きに寝かされている。

そして、その画面をそおっと

見に行ったのだが…

さっきと同じで

見知らぬおぞましい顔が

こちらを凝視していた。

それから心の中に声が聞こえ…

「………え…カレンダー…」

壁にかけてある

日めくりカレンダーを

めくりに行こうとした。

これもなんで

そうしたのかよくわからない。

すると明日の日付を境に、

それ以降のカレンダーが全て

破られていた。

その日に聞いた話。

事故で亡くなった彼の部屋にも、

私の部屋と同じ様な

日めくりカレンダーが

掛けてあったらしく、

あの事故の日から以降が全て

破られてたみたいだ。

「…わ、わたし…あ…あした…」

動画はこちら(^^♪

https://www.youtube.com/watch?v=Cu0IFrUo-gY

少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。

サクッと読める幻想小説です(^^♪

お暇な時にでもぜひどうぞ♬