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反省会

サルカ哨戒船 ― 帝国との遭遇からの帰還後


(サイレンがようやく鳴りやみ、艦内に重たい沈黙……しかし筋肉二名は汗だくの上裸でポージング中)



ダーククラーケン:「……ふぅ。帝国の大砲の光より、我が胸板の光沢のほうが強かったな」


ゴルゴラス:「全身の毛並みも逆立ち、筋肉が戦意を示していた……! あと三分あれば……奴らを握り潰せた!」


(彼の腕が机にぶつかり、バキッとひびが入る)



ブラッド:「(慌てて立ち上がり)机壊すな! っていうか三分で帝国戦艦倒せるわけないだろうが!

お前ら、いい加減に現実見ろ!」



ダーククラーケン:「現実? 現実とは、この筋肉の重みだ」


ゴルゴラス:「真実は筋肉に宿る……」


ブラッド:「(額を押さえて深呼吸)……いいか、今から反省会だ。今回は俺が仕切る!」


壁にホログラフが展開され、ブラッドが議事進行を開始


ブラッド:「一、帝国艦に遭遇したら――勝てる見込みがあるなら攻撃、無理なら即時撤退!」


ダーククラーケン:「むぅ……つまり“勝てる”と判断する基準は筋肉量でいいのだな」


ゴルゴラス:「その通り。相手の砲門よりこちらの上腕二頭筋が太ければ勝機あり!」


ブラッド:「違ぁぁうっ! 兵力差と出力比で判断するんだ! 筋肉比じゃない!」


ダーククラーケン:「二は何だ?」


ブラッド:「……二、戦闘中のポージング禁止!」


ゴルゴラス:「なんと……! では闘志をどう表現すれば……?」


ブラッド:「砲撃でだよ!!!」



ダーククラーケン:「三は?」


ブラッド:「三、戦闘中に服を脱ぐの禁止!」


ゴルゴラス:「筋肉の呼吸を奪うつもりか!」


ブラッド:「呼吸は肺でしろ!!!」


艦内が一瞬静まり返る


ダーククラーケン:「……しかし、もし“勝てる見込み”が筋肉の輝きに依存していたら?」


ゴルゴラス:「それは反則か?」


ブラッド:「(机を殴り)反則だよぉぉぉぉ!!!」


《サルカ哨戒艦・戦闘報告書》

•帝国艦と遭遇

•被害なし

•筋肉披露の機会を逸したのは痛恨の極み

•次回は「砲撃と同時にポージング」案を提案中



ブラッド(心の声):

「……マジで頭痛え。俺がいなかったら、こいつら筋肉で帝国に外交挑んでるだろ……」

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