撃っちゃダメ
今回の配送
配送先:前線補給拠点
•配送品:前線補給物資(圧縮エネルギーパック)
フィル「安全ルートは存在しません。戦域中央突破が最短ルートです」
オルト「最短ルート……つまりいつもの一番ヤバいルートだな」
モル「でも!今回は俺たちグローム77が武装してるっすよ!バリバリ撃てば余裕っす!」
Z「配送船に戦闘は本来不要だ。武器はあくまで防衛用」
モル「……じゃあ“防衛的に”バリバリ撃ちましょう!」
サルカ艦隊と帝国艦隊が睨み合う中、グローム77は堂々と真ん中を突っ切る。
双方の通信が割り込む。
サルカ艦隊司令『そこの武装輸送船!サルカ領空侵犯だ!武器を捨てろ!』
帝国艦隊士官『そこの輸送船!帝国防衛宙域に侵入中!武器を降ろせ!』
モル「どっちも言ってること同じっすね!」
オルト「どっちにも降ろしたら、配送できねぇよ!」
砲塔カメラが敵艦をロックオンした瞬間、モルの指がズズイと発射ボタンに近づく。
Z「触るな」
モル「いや、“防衛”っすよ、防衛!」
オルト「まだ撃つなって!」
Z「フリじゃないぞモル」
しかしその時、サルカ側の小型戦闘艇が急接近。
プラズマ砲が勝手に回転し——
スラスター「あー、オレちょっとやっちゃうかもッス」
フィル「意思制御回路が誤作動しています!」
ズガァァン!(至近距離で発射)
小型艇の一部が吹き飛び、両軍の視線が一斉にグローム77に集中。
モル「……あ、これ両方から撃たれるパターンっすね?」
サルカ・帝国の双方が同時に砲撃開始。
オルトは咄嗟に新装備のミサイルポッドで迎撃し、Zが操舵で敵砲撃を回避。
オルト「モル!何でもいいから反撃支援しろ!」
モル「何でもいいっすね!?よーし!」
オルト「撃ちすぎるなって言ってんだろーーー!」
戦場をくぐり抜けたグローム77は、奇跡的に無事にアルバへ到着。
補給拠点の係員が荷物を受け取りながら呆れ顔。
係員「……この配送、どうやって生きて帰ったんですか?」
オルト「根性と新武装だ」
モル「あと俺のセンスっすね!」
Z「それは違う」
配送評価
•配送品:前線補給物資(圧縮エネルギーパック)
•評価:星4
•コメント:「荷物は無事。しかし到着前の戦域で両軍の戦闘を拡大させた件は厳重注意」
モル「えっ?俺達のせいっすか?」
Z「だろうな」




