全部で!!
銀河連邦・第12宇宙ドック。
《グローム77》が修理用アームに掴まれ、巨大ハンガーへと運ばれる。
フィル「改修メニューに“防衛用兵装追加”が加わっていますが……オルト少佐、心当たりは?」
オルト「最近、敵宙域に巻き込まれる率が高すぎる。武装ゼロはさすがにキツい」
モル「マジっすか!やっと俺が“撃て撃てー!”って言えるんすね!」
ハンガーの奥から、ぷるぷる揺れながら歩み寄る半透明のアメーバ型生命体。
整備主任ナナロ=クレイズだ。
ナナロ「おお、来たなぁ~Z君そしてグローム77!今回の武装化、任せてもらおうか!」
ナナロがホログラムを展開。
•案1:連射型パルスレーザー砲
•案2:自己追尾ミサイルポッド
•案3:プラズマ投射砲(ただし発射後に船体が揺れる)
オルト「とりあえず堅実にパルスレーザーとミサイルを——」
モル「全部っす!全部つけましょうよ!」
Z「……重量超過で加速性能が落ちるな」
スラスター「やめろッス!俺の走りに影響出るッス!」
ナナロ「まあまあ、私がバランス取るから安心しなって!」
ナナロの体が配管や配線の間に入り込み、部品を直接内部から接続していく。
だが、モルがうっかり「このボタン何っすか?」と押してしまい——
ズガァァン!!(試射モード作動)
壁が半分溶け、ドック作業員が慌てふためく。
ナナロ「お前ェェェ!試射は外でやるって言っただろ!」
モル「す、すいませんっす!マジっすか、こんな威力!?」
Z「前にもモルが何かやらかした記憶が、、、」
オルト「……お前、次の任務で撃つなよな」
改修完了。
《グローム77》は左右にミサイルポッド、船腹に連射パルス砲、船首下部にプラズマ砲を装備。
ナナロ「ほら、これで敵が来ても安心だ!ただし——」
オルト「ただし?」
ナナロ「撃ちすぎると電力が食いすぎて、スラスターがふてくされるぞ」
スラスター「もう既にイヤな予感しかしないッス」




