いつもの配送
今回の配送
•配送先:中立宙域ステーション《ピルマ-7補給所》
•配送品:銀河連邦軍指定・携帯型バリア発生装置(小型カプセル式)
•経路:最短航路 → 帝国とサルカの軍事衝突が発生中の宙域を横切る必要あり
《グローム77》船内――
オルト「確認するぞ。今回は“戦ってる場所”を“突っ切って”配送、だな?」
Z「正確には“なるべく巻き込まれないように、気配を消して通過しろ”って指令だ。気配を消せって何だ」
モル「俺、気配消すの超得意っすよ。地元で“フェードアウトのモル”って呼ばれてたっすから」
オルト「その名前、地味に嫌なやつじゃねぇか……!」
スラスターX-β、またも不安定稼働のまま戦闘宙域に突入。
目前にはサルカ連邦の艦隊と、帝国の重巡洋艦団が対峙していた。
Z「派手にやってるな。サルカの艦長、たしか“戦場DJ”ってあだ名があるヤツだ」
フィル「交信記録を傍受中…音楽をかけながら砲撃しています。“勝利のビートで貫け”とのこと」
モル「マジっすか!?俺、あの人のプレイリスト持ってますよ!――うわ、今このビートでミサイル撃ったっす!」
オルト「解説してるヒマがあったら、機動回避しろっての!!」
爆発音が周囲を包む中、《グローム77》がすれすれをすり抜ける。
フィル「左舷、帝国の陽電子砲です!右舷、サルカの魚雷です!正面、ミサイルの雨です!」
Z「つまりどこにも逃げ道がないってことだな」
モル「もう踊るしかないっすよ!避けるリズムはBPM120っす!!」
オルト「リズムで回避できるわけあるか!!舵を貸せ!!」
(オルト、手動操縦で爆発の隙間を抜ける)
被弾ギリギリの状態で中立ステーション《ピルマ-7補給所》へ到着。
だが、敵味方のどちらかに見間違われたのか、到着直前にEMP弾が直撃。
フィル「……うわああ、また全部再起動だこれーっ!」
Z「電源再起動中に漂流とか、どこのコメディ船だよ」
モル「え、いま俺たちコメディ船だったんすか!?」
オルト「いっそ認めるわ!じゃなきゃこんな配送、正気じゃやってられん!!」
配送評価
•配送品:携帯型バリア発生装置(小型)
•評価:星5
•コメント:「到着直後の爆風で窓が割れかけたが、荷物は無事。中から元気なギャル男が“届けたっすー!”と叫んでいたので文句はない」
オルト「モルのノリだけな感じが役に立つんだなw」




