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引き締まる筋肉

今回の配送


配送先:銀河連邦・辺境補給ステーション《パーヴィス5号》


荷物:工業用冷却ユニット × 12台(めちゃくちゃ重い)


配送時間:のんびり3時間予定


配送船《グローム77》は、今日ものんびりと飛行していた。

ステーション《パーヴィス5号》へ、12台の冷却ユニットを運ぶ平和な任務。

…のはずだった。



オルト「冷却ユニット12台って、また地味なもん運ばせるなぁ…眠くなるわ…」


Z「眠いのはお前の思考プロセスの問題じゃないのか?」


モル「いや~でもこのルート、星の並びとかめっちゃ映えるっすよね~。インスタ銀河映え!」


オルト「お前は仕事中に何と戦ってるんだよ…」



しかしその時、前方宙域に謎の通信が割り込んできた。


通信「こちらサルカ連邦巡航艦イカゴリラ!銀河連邦の輸送船、そちらの冷却ユニットに“異常な筋肉反応”を確認した。検査を行う!」


オルト「はぁ!?なんだよ“筋肉反応”って!!」


数分後、シャトルで強行接舷してきたのは、サルカの3人。


ブラッド「ごめん…ほんとすまない。俺は止めたんだ…でも彼らが…!」


クラーケン「この荷物、どう見ても冷却“筋肉”ユニットだろう!!筋肉は冷やして締める時代だ!!」


ゴルゴラス「冷却!それは回復!!つまりこれは――筋肉の聖水ッ!!!」


オルト「例えが破綻してるわ!!お前ら絶対、荷物の中身見ずに来ただろ!!」


Zは横で冷静に記録を取っていた。


Z「この銀河には、“筋肉”という共通言語があるらしい。皮肉な話だな」


モル「マジっすか……自分もちょっと筋トレしてこようかな…!?」


オルト「お前は感染すんなッ!!」



ブラッド(冷静に)「……本当に、ただの冷却装置ですから。ほら、型番も銀河連邦仕様」


ゴルゴラス「だが中を開けてみなければ、本物の冷却力は分からんッ!!」


クラーケン「そうだ、我々の筋肉で冷却ユニットをテストすればいい!」


オルト「なぜそうなる!!!」



数分後――

なぜか宇宙船の貨物室では、冷却ユニットの前で筋肉ポージング大会が始まっていた。


クラーケン「この冷気!筋肉が引き締まるッ!!」


ゴルゴラス「肩甲骨が……喜んでるッ!!!」


ブラッド「……帰りたい……」


モル「うわ〜マジっすか、これ動画撮っていいっすか!?」


オルト「誰か……このカオス止めろ……!」


パーヴィス5号に無事?配送


配送完了:冷却ユニット12台 → 無事納品

副産物:サルカの筋肉バカ2名が冷却ユニットで感動し、3台購入希望

被害:オルトの精神的疲労(小)、Zの分析メモが筋肉だらけに


Z(記録ログ)「サルカの筋肉信仰は、宗教的狂信に近い。次回以降の配送ルートからは回避を検討」


オルト「そのメモ、上層部に送れ。頼むから」


Z「次の荷物は『プロトタイプ重力兵器』だって……またサルカ来そうだな」

「マジっすか!?それ絶対筋肉に効くやつっすよ!」

オルト「いや、お前らもう帰ってくれ!!」



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