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また裏の顔

銀河連邦 極秘配送任務:惑星ティラミス宙域にて


配送先:銀河連邦・中継補給衛星《セレクト88》


荷物:戦場用瞬間展開バリア・ユニット(試作品)


経路:サルカ連邦との緩衝宙域を迂回し、帝国領に接する辺境宙域を経由


配送時間:残り45分


注意:周辺で諜報活動が報告されており、非交戦状態ながら緊張高まる区域


《グローム77》が静かに宙域に侵入する。その船内


モル「うっわ〜、この宙域、ぜってーなんかヤバいっすよ!マジっすか感すごいっす!」


オルト「“マジっすか感”ってなんだよ…。誰かこのテンション抑えてくれ」


Z「マジっすか感……興味深い表現だ。辞書に加えておくよ、個人的に」


モル「おっ、Zさんノッてきた!やっぱ連携大事っすよね〜!」


オルト「いやノッてないだろ。お前、船の外で花火でも見てろ」


配送宛先の補給衛星は無人。自動係留システムに任せている間――


Z「少し外の様子を見てくる。センサーに微妙なゆらぎがあった」


オルト「は?外って何しに?配送終わってからにしてくれよ」


Z「すぐ戻る。君は椅子の上であくびでもしていればいい」


モル「Zさんって、時々1人で行動するっすよね?マジでスパイとかだったりして〜!HAHAHA!」


オルト「……それな。意外とあるかもな」


その頃、Zは船の下部コンテナブロックに潜入。

静かに小型端末を起動し、極秘データバンクへのアクセスを開始する。


Z(通信)「こちらZ型偵察単位。目標の通信端末はすでに傍受済み。帝国のスリーパー・セルの通信パターンに一致」


Z(通信)「解析中……5分以内に終了予定」



一方、船内――


モル「Zさん、まだ戻んないっすね。まさか本当にスパ……いや、さすがにないか!」


オルト「まあ、アイツが本当にスパイだったら、俺ら真っ先に消されてるだろ。もうちょい生きてるのが証拠ってやつだな」


モル「なるほどマジ哲学っす!Zさん=ギリ信用、って感じっすね!」


5分後、Zは何事もなかったかのように戻ってくる。


Z「船外は異常なしだった。少しセンサーが気まぐれを起こしたようだ」


モル「おかえりっす〜!何か見つけたっすか?」


Z「星の光が、妙に赤かった。それだけだ」


オルト「……うさんくせぇ……」



配送完了の通信が入り、任務は成功。だが、裏ではZによって帝国スパイの通信網の一部が切断されていたことを、誰も知らない。


配送評価


配送品:戦場用瞬間展開バリア・ユニット × 無事お届け

評価:星5

コメント:「いつもながらの的確な配送、特にZ型補助員の動きは素晴らしかった」



オルト「あのZが“補助員”って書かれてるの、どういう意味だよ! ていうかZの何が評価されてんだよ!!」


モル「Zさん、実はめっちゃ働いてる説あるっすね!」


Zにやり「働くことほど退屈な趣味はないよ」


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