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助けるお届け

今回の配送

配送先:旧バルクザイド帝国領・惑星カリオスの拠点「第七復興基地」

荷物:生活支援用多機能コンテナ(医療・食糧・発電)×12基


配送船《グローム77》は、かつて帝国軍の戦略拠点だったカリオス星の軌道上に到着した。


フィル(船内放送):「到着。警告:この星にはまだ“連邦を認めたくない人たち”が地雷と一緒に住んでいます」


オルト「地雷って物理のほうか思想のほうか……どっちもか」


Z「センサーは静かだが、静かすぎるのも不自然だ。嵐の前の無線沈黙というやつだ」


モル(操縦席で片手ハンドル)「でも景色は超イケてません?マジ映えっすよこの星~」


オルト「SNS映え狙って撃ち落とされるとかやめろよ」



着陸すると、案の定、古い帝国式の砲台が反応。


フィル「旧式対空砲を検知。命中精度32%。つまり運ゲーです」


オルト「お前らなんでそんなに落ち着いてるんだよ!撃たれてんぞ!?」


Z「この程度なら流体操作で散弾程度にはできる」


モル「マジ!?Zさんガチやばじゃないっすか!?オレも体液で弾はじけるようにならないかな~」


オルト「ギャル男に進化の果て求めんな!」



着陸後、コンテナを下ろしている最中、帝国残党らしき影が現れる。


残党兵「貴様ら、連邦の犬め……この地はまだ帝国の――!」


オルト「いや、犬じゃなくて“配送員”なんで。戦術配送です」


Z「荷物の中身は食料と医薬品だ。もし腹が減ってるなら分けてやろう」


モル「マジで!?おれ余ったら非常食もらっていいっすか?」


オルト「非常用コンテナは非常時に使うんだよ!てか敵の前で非常食とか言うな!」



しばしのにらみ合いの後、元帝国兵たちはコンテナの「帝国製部品使用」ラベルに気づき、態度を緩める。


元帝国兵「……あのマーク、我々が設計した医療ユニットだ。まだ使われていたとはな」


Z「過去の技術を今に活かす。それが文明というものだ」


フィル「皮肉な話ですね。作った本人が恩恵を受けるまで、ひとつ戦争を挟む必要があったとは」


オルト「お前たち、腹が減ってるだけなら撃たずに協力しろよな。俺たちは配ってんの。戦ってない」


モル「マジでいい話になってきた……でもやっぱ非常食はキープしときたいっす」



配送は無事完了。拠点指揮官は礼を述べる。


拠点指揮官(連邦軍)「連邦の戦術配送員の実力、確かに見せてもらった。君たちの対応が、ここにいる帝国人たちの心をほぐしたよ」


オルト「戦術配送ってより“説得とツッコミの旅”だったけどな……」


Z「ミュラノンの歌声より心に効くかもな」


モル「それはないっすね〜マジで」



■ 配送評価:

荷物:無事納品

評価:星4.8

被害:軽微(砲台一基破壊)

心情変化:元帝国兵の3割が連邦に協力的態度


フィルの評価ログ:「戦術配送評価:92点。次回は爆撃ではなくマーケティング支援を検討すべき」

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