影の薄いボロクス
今回の配送
任務名:停戦ライン・中立補給所配送任務
配送先:中立補給ステーション・デルタ6
荷物:中立技術整備物資(機体用マイクロツールセット)
備考:帝国軍も同エリアに駐留中。注意深く接触せよ。
配送船《グローム77》内
Z(流体金属の皮肉屋):「中立地帯とはいえ、帝国兵と顔合わせねぇ……。気まずいってレベルじゃない。」
オルト(面倒くさがり):「俺、また変な任務に飛ばされてない? これ、配送じゃなくて外交交渉じゃねぇか……」
フィル(船のAI):「銀河連邦補給司令部より正式な指令です。なお、本任務中の口の悪さは記録されます。」
オルト:「うるせぇ、口は配送員の武器だ!」
Z:「それ銃口で言うセリフだな。」
中立補給ステーション・デルタ6(ステーション内倉庫前)
到着したオルトたちの前に現れたのは――
バルクザイド帝国・ボロクス大尉。
巨大な肩幅。鋼鉄をねじり潰しそうな腕。だけど顔はめちゃくちゃ繊細。
ボロクス:「あ、あのぅ……その、もしかして整備物資って……これ、ですか?」
オルト:「……見た目の迫力のせいで、お前が整備物資に見えてきた。」
Z:「この配送、物より存在感が重い。」
ボロクス(赤面):「あ、あのぅ! 部下に壊された関節パーツの代替品が入ってるかもしれないんです……! あ、ありがとうございます! もしなかったら、あの、ちょっと泣きます……!」
オルト:「なにそのメンタルのギャップ!? でっけぇ体して豆腐メンタルかよ!!」
Z:「ちなみに私は流体金属なので、物理的に衝撃に弱いものを見てると不安になります。」
フィル:「物資受領完了確認。帝国側ボロクス大尉より、所定の受取サインをどうぞ。」
ボロクス(サインしながら):「お二人とも……わざわざありがとうございます……! あの、これ……お礼に、帝国軍謹製・癒しのハーブティーを……」
オルト:「帝国が作るハーブティーって、絶対心が休まらねぇだろ!!」
Z(カップ受け取りながら):「“深緑の苦悶”って名前ついてるけど? 飲んでいいのこれ?」
ボロクス(ややうつむき):「わ、私が調合しました……フレーバーは“母の怒り”です……」
オルト:「その家に生まれなくてよかったぁああ!!」
配送評価
•配送品:帝国向け整備物資(中立補給ステーション経由)
•配送状況:無事お届け
•評価:ボロクス大尉、泣きそうだったけど感謝星5
•コメント:「対応が丁寧でとてもありがたかったです。癒されました。ハーブティー、お口に合うといいのですが……」
オルト:「お口に合うかじゃねぇぇぇぇぇ!!」
モル「地味に美味いっす!マジ帝国ハーブティーパネエっす」




