誤りの配送
今回の配送
配送先:帝国宙域の中立港《リゲル=クレイド》宙域
荷物:中立国から銀河連邦宛ての外交書類(極秘)
注意:帝国領内を通過するため、ビーノ少尉の監視下で輸送
モル「マジっすか!?帝国の港とか絶対トラップっすよ!罠っす罠!」
オルト「それを言うなら、お前がトラップに引っかかって謎の自販機で”プロテイン味の炭酸”買った時だろ…」
Z「あれは中身も外見も裏切っていた。ある意味、帝国の精神そのものだな」
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《グローム77》が帝国宙域に入ると、怪しい電波ジャックが発生。
画面に現れるのは――
ビーノ少尉(帝国・腹黒ウサギ型)
ビーノ「やぁ♪ 銀河連邦の諸君。お仕事、ご苦労さま。君たちの航路、少し“整備”しておいたから安心してね」
オルト「……“整備”って何をだよ!?やけに光ってる隕石帯あるけど!?」
Z「配置が人工的だな。たぶんあれ、“帝国製・レーザー反射ミラー隕石”だ」
モル「マジっすか!?宇宙で罠光るとかセンス良すぎっすよ!!(褒めてない)」
帝国艦船内
ビーノ(通信越しにぼそり):「……さて、彼らがこの隠しチップ入り外交書類をそのまま運んでくれると助かるんだけどね。銀河連邦に“誤って”伝わってほしい情報を入れておいたから」
周囲の帝国士官たちが不安げに見守る中、ビーノは紅茶をすすりながら不敵に笑う。
ビーノ「“事実”と“真実”は、似て非なるのさ。可愛いウサギが言うんだから、間違いないよ?」
無事、惑星リゲル=クレイド・中立港に到着
配送を終えた《グローム77》の一行。
フィル(AI):「外交書類、無事に提出完了。帝国側との問題は……現在のところゼロです」
オルト「“現在のところ”ってなぁに!?お前そういう言い回しやめろ!不穏だから!」
Z「たぶん、書類の中身に“未来の問題”が込められているのだろう。帝国の手口だ」
モル「オレら、ただの配送員っすよね!?なんでスパイごっこやらされてんすか!?」
配送評価
配送品:形式上は正常に完了
評価:星3.5
コメント:「情報漏洩の懸念あり。だが配送員はプロフェッショナルだった」
オルト「配送員の評価と情報戦の評価、一緒にすんなぁぁぁ!!」




