グレイなのに?
今回の配送
配送先:銀河連邦・ベスタ宙域駐屯地(前線補給拠点)
荷物:防御用エネルギーシールド・ジェネレーター ×2基
ルート:中立宙域《ガラン=デル》を通過
注意:帝国の監視ドローンが多数出現中
配送船《グローム77》内
フィル(AI):「現在、目的地までの到達時間はおよそ22分。なお、敵性ドローン反応が断続的に接近中です」
オルト「またかよ……配送中にドローンって戦争真っ只中じゃねぇか。俺たちの仕事、ただの輸送だよな?」
Z(流体金属のボディで操作パネルをいじりながら)
「安心しろ。敵が来る前に俺の静電フィールドで感電させてやる」
モル「マジっすか!? え、感電ってアレっすか、ビリビリきて髪の毛チリチリになるやつっすか!? おれ地毛なんでやめてほしいっす~」
オルト「お前、ヘルメットの下に地毛あるのかよ!?」
Z「モルの頭髪情報は未登録だ。疑似毛かもしれない」
モル「疑似って言わないで!グレイの美意識ナメないで!」
オルト「擬似髪!?グレイなのに?」
数分後、敵ドローン群が視界に入る。
フィル:「警告。帝国の哨戒ドローンを8体確認。うち2体は武装型です」
オルト「荷物撃たれたらマジで終わりだぞ!?あれ高出力ジェネレーターだからな!」
モル「あ、それマジでヤバいやつっすよね?爆発したら派手にいきそうっすね~!ライブ会場よりドカンって!」
オルト「テンションの方向が間違ってるわッ!!」
⸻
Z(冷静に)「ミサイル発射準備完了。距離3.2km。今から”おとなしく失せろ”って警告出してみるか?」
フィル:「帝国ドローンに音声通話機能はありません」
オルト「じゃあ何のために”警告ボタン”あるんだよ!!」
フィル:「使用者のストレス軽減のためです」
オルト「心のケア機能かよ!ふざけんな!」
ドローンとの空中戦
Zの流体金属アームが次々とコンソールを叩き、回避&反撃。
モルは後部のエネルギー管理室でテンションMAX。
モル「オルトさ~ん!一個、ジェネレーターが歌いそうっす~!」
オルト「歌うかバカ!電源が不安定なだけだ!!」
Z「だが、音程はAメジャーだった」
オルト「うるせぇ!分析してる場合か!!」
敵ドローンを全て撃退し、配送先に無事到着。
フィル:「配送完了。補給拠点からの受領確認あり」
配送評価
配送品:無傷で到着
評価:星5
コメント:「戦闘状態での正確な配送、感謝します。荷物が音程を発したと報告がありますが……?」
オルト「音程は報告しなくていいぃぃぃ!!!」
モル「Aメジャーっすよ!」




