表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
109/188

漂う帝国の影で2

帝国艦ドレイヴァス艦橋では


艦橋は暗く静まり返り、巨大なパノラマウィンドウに星雲が映り込む。

その中央に立つのは、鋼鉄の巨躯――ボロクス大尉。

全身の筋肉を鎧のような装甲で覆い、鋭い眼光でモニターを睨んでいた。


その後方、軽やかな足音を響かせて現れたのは白銀の毛並みを持つウサギ型宇宙人――ビーノ。

長い耳が優雅に揺れ、赤い瞳は冷たい知性を宿している。

だが、その仕草にはどこか上品な気配が漂っていた。


微笑を浮かべ、柔らかな声で喋り出す


ビーノ:「見えますか、大尉……あれが《グローム77》です」


ボロクス:「銀河連邦の配送船か……なぜこの宙域に?」


片手を背に回し、静かに歩み寄りながら

ビーノ:「偶然であるはずがありません。あの船は……動きが速すぎます。まるで、追われているものを護送するかのように」


腕を組みビーノに視線を向ける


ボロクス:「ならば、落とすか?」


長い耳を腕を組揺らし、楽しげに微笑むビーノ


ビーノ:「焦りは愚かさを招きますよ、大尉。ここで潰せば、何も分からない。……泳がせましょう。どこへ向かうのか、何を抱えているのか」


ボロクス:「……分かった。だが、もし奴らが《始原の砲》に近づくなら――」


耳をゆっくり立て、赤い瞳を細める


ビーノ:「――その時は、私自ら止めましょう」


艦橋に緊張が走る。

その横顔は、まるで優しい笑みを浮かべた捕食者だった。



星雲の外、帝国艦ドレイヴァスが静かに漂う。

艦橋でグローム77の航路を見つめビーノが不気味に笑った。


ビーノ:「ほう……なかなか足が速い。やはりただの配送船ではありませんね」


ボロクス:「いずれ潰す。だが今は……泳がせる」


艦橋の照明が暗転し、帝国艦はゆっくりと宙域を離脱した。

しかし――《グローム77》の航跡は、完全にマークされていた。



ブリッジに静寂が戻る。

モル:「はぁ……死ぬかと思った……あんな化け物艦、もう見たくないっす……」


オルト:「だが、あれはただの巡洋艦ではない。帝国がこの宙域にいる理由……始原の砲だ」


Z:「帝国も動いている。オルト、次の手を考えねばならない」



【配送評価】


配送品:無事着荷

評価:星5

コメント:「帝国と鉢合わせたとか、届けて頂き感謝します」


モル「さっきから始原の砲ってなんなんすか?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ