漂う帝国の影で
なるべく1話で終わらしたかったけど無理です
少し長くなるかもです、すみません
今回の配送
•配送先:ミルカ補給ステーション
•荷物:機関部品+栄養ジェルパック
•任務内容:部品と物資を補給基地まで安全に届けること
•注意:宙域は帝国軍艦の活動が活発との報告あり。慎重に航行すること
《グローム77》は亜光速で航行中。窓の外には青紫の星雲が広がっている。
モル:「いやぁ~、前回の配送も楽勝でしたね!次も余裕っすよ、オルト少佐!」
オルト:「油断するな。今回の宙域は帝国艦がうろついている」
モル:「マジっすか~?でも、俺らの《グローム77》、武装もバッチリっすから、来ても返り討ちっすよね?」
スラスター:「Yeah!バーニング加速なら俺に任せろ!敵艦見つけたら、ブーストでケツをかっ飛ばしてやるぜ!」
モル:「おぉ、スラスターもノリノリじゃないっすか!」
ため息混じりで額に手を当てるオルト
オルト:「……騒ぐな。隠密航行だ。音量を落とせ」
Z:「帝国のセンサーは甘くない。今回ばかりは遊びでは済まない」
モルが「なんか今日、Zさんの声めっちゃ怖いっすね」と言いかけたところで、
警報音が鳴り響く。
センサーが赤く点滅。
前方宙域に、灰色の巨大な戦艦が姿を現す。帝国旗を掲げた艦、名は《ドレイヴァス》。
オルト:「帝国艦……!」
モル:「マジっすか!? あれ、超デカいじゃないっすか!無理無理無理!」
スラスター:「フッ……来たな。ぶっ飛ばしてやるぜ!」
オルト:「攻撃は許可しない。逃げる」
Z:「始原の砲の件で動いている可能性が高い。撃ち合えば、任務が台無しだ」
モル:「始原の砲?なにそれ、カッコいい名前っすね?」
オルトとZが一瞬だけ沈黙。オルトは慌ててごまかす。
オルト:「ただの……帝国のコードネームだ。気にするな」
モル:「へぇ~、そういうの好きっすよ俺。映画っぽい!」
(Z、心の中で)「……無邪気なやつほど危険だ」
《グローム77》が急旋回を始める。スラスターが誇らしげに吠える。
スラスター:「フルバーニング!見てろよ、ド派手な逃げ足ってやつをな!」
船体が青白い光をまとい、星雲の影へと滑り込む。
だが、帝国艦のセンサーが反応し、無数のドローンを射出。
オルト:「ちっ!ドローンが来る、モル、銃座につけ!」
モル:「え、マジで!? いや、ゲームなら得意っすけど本物は……やるしかねぇっすね!」
モルが銃座に飛び込み、連射を開始。
モル:「オラオラオラオラァ!マジっすか俺カッコよくないっすか!?」
オルト(冷静に操舵しながら):「当たってない」
モル:「ええええ!?」
ドローンの追撃をスラスターの超加速で振り切り、《グローム77》は星雲の奥へと姿を消す。
しばしの沈黙の後、ブリッジに安堵の空気が流れる。
モル(息を切らしながら):
「ふぅ~……ヤバかったっすね……帝国、マジ本気じゃないっすか」
オルト(低く):
「そうだ。これからもっと厄介になる」
Z(暗く):
「始原の砲……やはり、帝国も探している」
モル(首をかしげ):
「え、また出た!カッコいいワード!」
オルトとZは視線を交わし、何も言わない
次回へ続く




