モルには内緒
今回の配送
•配送先:銀河連邦・最前線補給基地「デルタ-92」
•荷物:超高純度エネルギーセル ×3基
•任務内容:通常の補給物資配送。サルカ連邦哨戒船が出没する危険宙域を慎重に突破し、無事設置する
•注意:武装はあるが戦闘は避け、敵との接触回避を最優先
銀河連邦の配送船《グローム77》は、滑らかに危険宙域へ進む。
オルト少佐は座席に座り、計器を確認しつつ、モルが軽いノリでナビゲーション画面をチェックしている。
モル:「マジっすか、今回の荷物って普通っすよね?ドキドキ感が無いっすけど」
オルト(心の中で):「まだモルには言えない……裏任務は俺とZだけの秘密だ」
Z(流体金属の体を微妙にうねらせながら):
「表向きは通常補給だ。俺たちだけが、少しだけ追加任務を知っている」
モル:「え、えー!? 追加任務とかないっすよね?普通の配送っすよね?」
オルトは無言でうなずく「そうだ、普通の配送だ」
グローム77のスクリーンに、サルカ哨戒船が映る。
**ゴルゴラス大尉(ゴリラ型筋肉バカ)とダーククラーケン少佐(イカ型筋肉バカ)**が別々の船で現れ、互いに腕を振り上げ筋肉ポージング。
ブラッド少佐(ツッコミ担当):「……また二人か。全く、何やってんだ」
オルトはモルに小声でささやく。
オルト「見ろ、サルカの筋肉バカどもだ。突っ込むな、戦闘中だ」
Z:「ポージングだけで攻撃してこなければ問題なし」
グローム77は慎重に哨戒船の間をすり抜け、無事に補給基地へ到着。
荷物は滞りなく設置され、オルトとZは胸をなでおろす。
⸻
【配送評価】
配送品:無事設置
評価:星5
コメント:「配送員が手際よく設置、感謝します!」
オルト(小声でZに):「これで表向きの配送は完了……裏任務はまだだな」
モル(ノリノリ):「マジっすか、普通の配送完了っすね!」
Z(にやりとしつつもモルに秘密を守る):「知らぬが仏だ、モル」
《グローム77》が無事にデルタ-92補給基地に到着した直後、オルトとZは密かにブリッジの奥へ移動する。
モルは通常配送の書類整理に夢中で、二人の動きには気づいていない。
オルト(低い声で):「さて……表向きは配送完了だが、本題はこっちだ」
Z(流体金属の体を少し揺らしながら):
「始原の砲の探索ルートだ。帝国もサルカも、まだ本格的には動いていない。俺たちが先手を取る」
オルト:「モルには何も言わなくていいな?表向きは普通の配送だ」
Z:「当然だ。知らないほうが安全だ」
二人は暗号通信端末を起動し、銀河連邦の極秘データベースにアクセスする。
画面には、始原の砲に関する断片的な情報が点滅する。
オルト:「ふむ…この座標はまだ断片的だな。帝国の連中も捜索中だろう」
Z:「その通りだ。だが我々はすでにこのルートに入りつつある。問題はサルカだ…哨戒船が出れば面倒だ」
オルトはうなずき、慎重に航路を調整する「表向きは通常配送。モルには何も知らせず、俺たちだけで行動する」
画面に、未知の惑星軌道が表示される。
Zは指を滑らせ、仮想表示で最短安全ルートを描く「このルートなら哨戒船との遭遇は最小限だ」
オルトは苦笑する「俺たち、まるで忍びのようだな…配送員少佐と流体金属の忍者か」
Zはわずかに笑みを浮かべる「まあな…モルが知ったら大騒ぎするだろうな」
二人は任務を進めながらも、ブリッジの隅で密かに計画を練る。
モルは表向きの書類整理に夢中で、まったく気づかない。
宇宙空間に《グローム77》の静かなエンジン音だけが響き渡る。
始原の砲の謎を解き明かす、銀河連邦の極秘任務が今、静かに動き始めた。




