ドリフト
今回の配送
•配送品:ナノ菌培養キット
•目的地:銀河医療研究所惑星
注意事項:衝撃・温度変化・湿度変化禁止。壊れたら大惨事。
グローム77船内では
オルト(端末を閉じながら):「……いいか、今回の荷は繊細だ。揺らすな、熱を与えるな、何があっても破損させるな。」
モル(笑顔で指をピース):「了解っす!筋肉でもって優しく運ぶっす!」
Z(液体を椅子にとろりと広げながら):「お前に優しさは期待していない。」
スラスター(スピーカー越しにハイテンションな声):「Yo!この俺のドリフトなら、ナノ菌ちゃんも快適トリップだぜ!」
オルト(ピクリと眉を動かす):「……頼むから普通に飛べ。」
惑星に近づいた瞬間、重力ストーム+イオンスコールが発生。
通信も乱れ、警報が鳴り響く。
スラスター:「キター!嵐だぜ、ロマンの時間だ!」
オルト:「違う、悪夢だ!回避ルートに入れ!」
スラスター:「了解、スーパードリフトで華麗にいくぜ!」
オルト:「やめろォォォ!」
モル:「マジで回ってるっす!吐きそうっすぅぅ!」
Z(冷静):「液体的には問題ないが、船はダメージを受けるぞ。」
コンテナがガタガタ揺れるたび、赤ランプ点灯。
オルトは必死で制御、Zは床に液状化して衝撃吸収、モルはシートに張り付いて悲鳴
何とか惑星に着陸。だが着陸地点は研究所の裏山。
そこにいたのは、巨大ミミズ型クリーチャー。
モル:「うわ、バケモンっす!ぬるぬる動いてる!」
オルト:「驚いてる暇はない、配送だ!」
Z(触手状の体でコンテナを固定):「暴れるなよ……菌ごと潰れるぞ。」
スラスター(笑いながら):「お前ら楽しんでるなー!」
なんとか研究所にコンテナを届けると――
温度センサー、ギリギリ赤域寸前。
研究員:「……よく壊れませんでしたね。」
オルト:「奇跡だ。」
モル:「俺の祈りのおかげっす!」
Z:「液体でショック吸収した俺の功績だ。」
スラスター:「いや、俺の超絶ドリフトでしょ?」
オルト(低い声で):「全員、反省会な。」
発進準備中、通信が一瞬ノイズ混じりに変化。
画面に、帝国暗号と思しきパターンが一瞬浮かぶ。
オルト(眉をひそめる):「……今のは?」
Z(無機質な声で):「気になるな……だが記録は取った。」
モル:「何かヤバい感じっすね?」
カット。
帝国宙域の暗い司令室で、ビーノが優雅に笑う。
ビーノ:「ふふ……ナノ菌の裏データ、いただきましたわよ。次は“始原の砲”の鍵を……」
配送評価
配送品:無事お届け
評価:星4
コメント:「しかし輸送中に重大なリスク発生。重力ストーム回避行動が規定外」
Zコメント「液体は最強」




