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星間急便クロノス・ドライバー

《星間急便クロノス・ドライバー》


プロローグ:燃えた荷物と始まりの弾丸


銀河のどこか、冷えた真空の中を、ひとつの小型輸送船が漂っていた。

その船の名は《グローム77》。宇宙間配送業者・通称「星間急便」の古型船である。


「……また燃えてる……マジかよ……」


船内、操縦席で頭を抱える男——いや、人間型宇宙人の青年がひとり。

彼の名はオルト・ヴィスカ。

種族名は「メルシアン」、高酸素環境に適応したヒト型生命体で、感情を抑える神経構造を持つ種族だ。


だがオルトは、その種族にしては珍しく——面倒くさがりで感情表現が豊かだった。


「また戦火か。最近この宙域、戦争多すぎだろ……」


配送中だった貴重品コンテナは、近隣の戦闘に巻き込まれて一瞬で消し飛んだ。

依頼主からの評価は「星0.1」。

宇宙急便アプリの評価欄には、「二度と使わん、荷物と祖母の遺灰返せ」などと書かれている。


「知らねーよ……俺のせいじゃねぇ……」


オルトはふてくされながら、船の自動修復システムを再起動させる。

だが、その時だった。


艦内アラートが鳴り響く。


【警告:艦隊級熱源反応・接近中。識別:サルカ連邦軍 第34独立艦隊】


【緊急通信:指定宙域への立ち入りを理由に、あなたの存在は敵性行動と見なされました】


「……は?」


次の瞬間、宇宙を裂くように無数の粒子ビームが走った。


その日、面倒くさがりの宇宙宅配便配達人オルト・ヴィスカは、

宇宙大戦の“口火”に、巻き込まれることとなった。

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