夏の土塊
「ねぇ莉音、彼氏作ろうよ。今ここで。」
夏休みが始まって間もない8月の初め。朱理と莉音は登校して間もなく部活動中止の報告を受け、そのまま帰る気にもなれず、空いた教室で夏の暑さに項垂れていた。
男子どころか私しかいない教室で彼氏をつくる…?当惑する莉音を余所に袋いっぱいの土を持ち込み、せっせと捏ね始める朱理。
え?ちょっと待ってください、先輩。彼氏を…『作る』??
夏休みが始まって間もない8月の初め。朱理と莉音は登校して間もなく部活動中止の報告を受け、そのまま帰る気にもなれず、空いた教室で夏の暑さに項垂れていた。
男子どころか私しかいない教室で彼氏をつくる…?当惑する莉音を余所に袋いっぱいの土を持ち込み、せっせと捏ね始める朱理。
え?ちょっと待ってください、先輩。彼氏を…『作る』??