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サクラダ家 ~いつまでも制作が完了しないので永遠に終わらない作品群~  作者: K_Take
いつまでも制作着手できそうになく、終わりを迎える以前に始まりそうになかったので、まずは制作することにした
2/5

初対面の話

登場人物

主人公

 竹下(たけした) 晃司(こうじ) ネット上での名前:K-Take

 IT技術者

 「この作品は作者の妄想だろう」と言われると思うので、あらかじめ、

 「そうです」と答える。

 まさかの本人出演である。


ヒロイン

 桜田(さくらだ) 撫子(なでしこ)

  主人公の上司

  外見も、中身も、主人公(作者)の好みである。

  ただし、最初から好みだったわけではない。

  むしろ、最初は苦手意識が強かった。


  ボーイッシュでスレンダーな高身長(172.5cm)。誕生日は、7月28日。

  ニックネームは、なっちゃん。


  主人公(作者)としては、

  「出来れば、この方とは仕事以外の場で知り合いたかった」

  と言う考え。


その他の人々

 行田さん

  桜田 撫子の同期

  営業職、桜田さんのお守り


 東雲さん

  竹下 晃司と、桜田 撫子の上司

  竹下がこの会社に入社するときに面談をした人物


 たーしさん

  主人公の学生時代からの友達


 So4さん

  主人公の学生時代からの友達


 妹

  主人公の妹


 しょうのすけ

  主人公のネットで知り合った友達


「今日から、ここで働く事となった竹下です。桜田さんとは、どなたでしょうか?」


 竹下は、今日が初出勤日である。今まで、何度か転職し、しかも、業務現場の変更は、もっと多いので、かなりの回数「初出勤」が有ったはずだが、さすがに、担当者を現場で探すと言うレベルの初出勤は、初めてである。

 とりあえず、面談の際に担当した男性社員に、質問した。


「桜田は、ワイシャツ、ネクタイの・・・」

(それだと、特定できないのでは?)

「女性の方だよ」

「あっ。あの方ですね」

 その方は、長身で、ショートカットヘアだったので、一見男性に見えたが、何となく、オーラで、女性にも思えた。


「あの、桜田さんですか?」

「そうだよ」

「女性の方と聞いたのですが」

「私、女性ですが!!!!」

(ギャフン!!!!いきなり地雷踏み抜いた!!!!)


「まだ、パソコンが申請中だから、とりあえず、今日はこの仮のヤツで」

「はい、かしこまりました」

「仮のアカウントと、メールアドレスはこれで、ドキュメント類は、このディレクトリー・・・」

「はい、ありがとうございます」

「今日は、このあと、セキュリティー講習と試験受けて。合格しないと、パソコンの申請が通らないから」

「はい、かしこまりました」

 桜田さんは、次々と説明して、仮アカウントなどが印刷された紙を渡した。


「あと、私の連絡先は、これ。竹下さんの連絡先を、教えて」

 いきなり、ナンパされたような感覚を覚えるかもしれないが、電車遅延や体調不良時の連絡用である。

 セキュリティーの事情で、基本的に、許可されたアドレスか、社内のパソコンでしか、現場へメールを送れない。

 しかし、電車遅延や体調不良時は、何らかの方法で、連絡を取る必要がある。

 だからこそ、この私用メールアドレスのやり取りが必要となるのである。


 竹下は、自分のガラホを取り出し、桜田さんは、

「今時珍しいね」

 と言いつつ、自分のガラホを取り出した。そして、赤外線通信で一発である。


「私のメールアドレスは、それ」

 メールアドレスは、基本的に自分よりも、相手のほうが打ち込む機会が多い。だから、竹下は、イニシャルに苗字を短縮したメールアドレスとしていた。そして、メールアドレス交換のときの一つの楽しみとして、相手のメールアドレスの由来の想像である。


 そもそも、本名そのままと言うのは意外に少なく、本名のイニシャルだと被る事が多いのか、誕生日と思しき数字の羅列がついていたり、本名とはまるで関係が無い文字の羅列だったりする。むしろ、その場合のほうが、その人となりの内面とか本性を知る事ができて、時にギャップを感じて面白いのである。しかも、「~LOVE」とかついていたりすると、それこそ、その方の好みを知る事ができて、楽しいのである。さて、桜田さんの私用メールアドレスは、と言うと、

「n-sakura@~」という、これまた、イニシャルに苗字を短縮したメールアドレスとしていた。

 何の面白みも何もないが、感覚として、何か通じるものを感じた。


「それから、連絡網はこれ。何か事故とかあったら、基本的に私に連絡して。私が出なかったら、この順に連絡して」

「はい、かしこまりました」

 桜田さんは、連絡網が印刷された紙を渡した。出来れば使う機会が無いことを祈りたい。


「ここまで、説明したけれど、何か解らない事とかある?」

 竹下は、どうしても気になったことを質問せざる得なかった。


「あの、なんで、男物のワイシャツに、ネクタイなのですか?」


 口をついたように質問して、しまったと思った。いくらなんでも業務と関係なく、質問を求めた趣旨から逸脱している。


「私のような体格だと着る物が限られるし、出来るだけ安く済ませたいから」


 実に合理的な回答だった。


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