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テスト結果発表

 ついに期末テストの結果発表の日がやってきた。


 廊下の壁にテストの順位と点数が書かれた紙が貼られると、みんないち早く結果を見ようと一斉に紙に群がる。


 俺はみんなの波がほとんど消えたあとにゆっくりと結果を見ていった。





 --



 坂本雅人


 国語98点2位

 英語97点4位

 数学100点1位

 理科100点1位

 地理歴史99点2位

 公民100点1位

 家庭科96点6位

 芸術94点8位

 情報99点1位

 保健体育100点1位


 学年総合順位1位



 --




 学年総合順位1位の文字列を見た俺はほっと胸を撫で下ろした。



 勝った。やはり努力は裏切らなかった。

 俺は心の中でガッツポーズをした。

 体調面に不安はあったものの、結局は1位になれた。

 やはり神様は努力している俺の姿を見ていてくれていたのだ。


「やっぱりお前は1位かあ。すげぇなあ〜。天才だなぁ〜」


 どこのクラスかもわからん謎の男子が突然俺に声をかけてきた。


「これは努力の結果だ」

「俺も一応努力したんだぞ。でも学年総合順位12位。なあ、その頭の中どうなってんだよ〜、解剖させてくれよ〜」

「嫌だ」


 俺が謎の男子と話していると、ふと視線を感じた。その視線の先には西澤がいた。

『こっちに来て』と目が言っていた。


 西澤のとこへ俺が行くと、西澤は「今日もお弁当作ってきたから、屋上でお昼のついでにテストのこととか話そ」と小さな声で伝えてきた。

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