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僕のエッセイ集

各政党の方々へ 。

 日本は多党制。つまり、複数の政党が政権の獲得を争う方法を日本は用いている。

 「政治に正誤は無い」。全ての政治制度それぞれに、メリットがあり、デメリットがある。

 例えば、政党政治の制度の内、一党独裁は長期政策が実行しやすい代わりに、独裁的な政治になってしまい、人々の反感を買いやすい。

 また、二党制は民主的で人々の反感を買いにくくかつ、政権が安定しやすい。しかし、少数派の意見は反映されにくいし、視野が狭い。

 一方で、多党制は政権が不安定になりやすい代わりに、少数派の意見も反映されやすく、しかも視野が広い。そして、もちろん民主的である。

 さっきも言ったように日本はこの内、多党制を用いているのだが、並べてみると二党制が一番政治がしやすいのでは無いか、と思った。実際に、旧日本、つまり大日本帝国も二党制を用いていた。現在もイギリスや中国はこの方法を用いている。

 だが、容易に二党制に変えれるなら、日本も苦労はしていない。やはり、多党制であるのには様々な事情がある。しかし、プリンには政治が分からぬ。それについて調べて見たのだが全くもって分からないのだ。

 そんな男が政治を語っても、説得力の「せ」の字も無い。だから、日本は二党制にすべきだのそんな事は言わない。ただ、各政党の方々に言いたいことを言おうと思う。


 まず、政権を担う与党の方々。すなわち、自由民主党(以下、自民党)と公明党の方々。公明党に対して、特に何かを言うつもりは毛頭ない。だが、自民党には言いたいことがたくさんある。

 自民党の支持率は順調に下落していっている。自民党に対する、いや安倍晋三内閣総理大臣(以下、安倍総理)に対する国民の信用が無くなりつつあるのだ。だからと言って、直ぐに政権が覆るわけでも無い。ただ、僕は思う。政権を担っているからって調子に乗ってはいけないのだと。

 続いて、政権を担わない野党の方々。先日の立憲民主党の森山浩行議員(以下、森山議員)と野党の茶番はとても滑稽であった。それは、もうお笑い番組に出ていてもおかしくないぐらいに。ショートコントの始まりだ。

 森山議員は訴えた。全力で、盛大に格好つけて。

「安倍政権の信頼は根底の根底から完全に崩壊をしています!」

野党の人々も、同じ考えをお持ちのようで、

「そうだー!」

と叫ぶ。確かに、安倍政権の信頼は崩壊している。僕も端から安倍総理など信頼していない。だが、「根底の根底から完全に」と言う言葉は明らかに過言な気がするが、別に気には障らない。

 「議場のみなさん、そうではありませんか?」

森山議員は野党に問い掛ける。

「そうだー!」

僕もそこにいれば便乗していだろう。何度でも、野党と共に「そうだー!」と言ったことだろう。それが馬鹿馬鹿しい事だと思ったのはその少し後のことだ。

 「国民のみなさん、そうではありませんか?」

「そうだー!」

森山議員の言葉に僕は思わず賛同してしまう。僕と同じような人も多からずいるであろう。そんな声が議場に届くはずは無いだろうが。

 「そうだー!」

そして、野党はまたまた賛同する。「国民」に聞いていると言うのに。確かに、野党の方々も「国民」だが、安倍政権を潰そうとしている人々の間だけで多くの賛同を得られても意味が無い。何故、あなた方が答えるのだろうか。

 最終的には、みんなの考えは一致した。安倍政権より立民党の方が信頼出来ないと、それこそ「根底の根底から完全に」だ。こうして、見事に立民党の支持率は1桁に急落した。

 その森山議員の出身校に僕は通っていたりする。だから、優遇するとしても、「森山議員は自分の意見を述べただけで、彼自身に罪は無い」程度に留まる。それは、野党全体を無罪にするものでは無い。

 それに、野党が不満を訴えたところで、多くの国民の支持を得られなければ意味が無い。与党が動くわけがない。その程度で動けば、この様な状態にはなっていない。

 森山議員は与党を動かすために、国民全員に同意を求めたようだが、それは全くの逆効果で、立民党の支持率を下げてしまった。

 そして、ショートコントのネタはまだまだある。どんどん出てくる。特に、滑稽なのは安倍総理と枝野幸男代表のやり取り。日本語の通じてない同士で歪み合うその様子に無表情でいられるはずが無い。思わず笑ってしまう。


 と、政治が分からないばっかりにかなり主観的で偏った見解を述べてしまったが、僕にはこれ以外は考えられない。客観的な考えがあれば教えてほしいし、「過剰な見解」などと批判してくれたっていい。ただ、「気持ちは分からないでもない」と感じて頂ける人が1人でもいればと思っている。

 そして、各政党の方々へ。それぞれに考えがあり、それぞれに道があることは重々承知している。その考えを貫き通して、その道一筋で歩んできていたことも。それが悪いとは言わない。むしろ、それこそ「政治」と言うものだと思ってる。

 しかし、そればっかりに他の国民に目を向けないのは止めていただきたい。政治が分からない僕が上から目線だとは思うが、日本は民主主義国。そんあることをもう一度見直して、国民をちゃんと見てあげて欲しい。

 そうすれば、国民の信頼が戻すことが出来るはずだ。そして、これから選挙権を得る僕のような18歳未満の若者の達の支持を得ることも。

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― 新着の感想 ―
[一言] 客観的に見るということは難しい、贔屓の引き倒しなんて俺のことだし選挙なら地縁は大きい。政治なんて新聞ぐらいしか読まないので俺にはわからない しかし物事の判断は勘も大事で理屈は結果論みたいに後…
[良い点] わからないことはわからないと言う潔さ [気になる点] 今は世界的に政治不信の時で独裁者が支持を得ることも多い 既成の政党への信頼感は失われたと言って良いどっちが信頼できないかは美意識の問…
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