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ストーリー(仮)  作者: さかな
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使者使い編 前編

俺の名前は安藤使狡(アンドウシズル)突然だが俺は明日死のうと思う、人生を諦めた、生きることに疲れた、死者に憧れた、両親の下に向かいたい、理由は出そうと思えば無数に有る、20XX年4月4日午前4時44分に決行だ最期くらい位盛大に逝こうと思い会社の屋上から飛び降りてやろうと思う。

これまで散々扱き使われ要らなくなったら解雇される位なら死後思い切り迷惑掛けてやろう考えるだけで震えが止まらない。


目が覚める、日付は4月3日午前2時苦笑してまう身体に染み付いた社畜精神は抜けてないらしいまあ一時間も寝れたのだいつもより身体の調子が良いいつもなら30分後に出勤の時間だがもう違ういつも嫌みか仕事しか言わない上司も影で俺の事を笑う部下にも会わなくて良いそう考えると清々しい気分だ。


午前2時25分

朝食には早すぎるが目玉焼きとベーコンと牛乳、焼いたパンを作り食べた久しぶりにちゃんとした朝食を食べた気がする。


午前4時32分

 チラチラと時計を見てしまう。4時44分に時計がグルンと戻った気がしたが気のせいだろう。心霊は苦手だ。


午前6時30分

 ベランダに鳥が止まっていたこの鳥みたいに自由になれたらな。


午前8時00分

 ガチャバトルと呼ばれるソーシャルゲームスマホアプリをした、楽しいもうすることもないのに月給を注ぎ込んで俺TUEEEEした。


正午

 外に出ようと思う、行く当ても無いが周辺をブラブラしてみる。玄関ポストに紙が挟まっており紙には『経営の仕事をしてみませんか!?努力次第でなんと日給約1億円初期のみサポートも付いて安心!───』途中まで見て止めた馬鹿らしいこんな仕事?があれば俺なんて人種は生まれないタダより怖いものはないとよく言うむしろ金までついてくるこっちの方が悪質だろう。


午後2時42分

 路地裏を楽しんでいると謎の店を見つけた木の板に骨藁屋とぐにゃぐにゃな文字で書いてあるので骨董屋と書きたかったのだろうハッハッハ子供が書いた誤字を一瞬で見つけるなんて俺の事務は完璧だろう。

 入ると小さな店の棚一杯に骨董品と思われる品が置いており店内にはパラパラの紙の擦れる音が響く自分が今まで知っている場とは違う異世界なのでは思うほどの雰囲気が漂っているのであった。


 店を見て回ると幼女が本を持って出てきた舌っ足らずな幼女の話を聞くとここの店主で何が欲しいか聞きに来たらしいそのときにチケットを貰った持ってると幸せになるらしい。…もう少し早く欲しかったと思う俺はワガママだろうか?本や葉っぱ(幼女は薬草だと言っていた)育つ水など欲しいものはあったが高かったので幼女(本当の店主の孫?)には悪いが安かった角のネックレスと伝説のポテト○ップスを買った、帰りに「よ、良かったらまた来てね」と言われたが苦笑しながら「もう来ることはないかな」とだけ言っておいたちょっと悲しそうだったけど「ごめんね」とだけ言って逃げるように家に帰った。帰りに大きな池のある公園でカードゲームで盛り上がる高中学生を見て懐かしいな俺にもあんな時代があったなと思った。


午後4時44分

 時計が気になる


午後6時00分

 好きだった夏奈子(カナコ)さんに会いに夏奈子のビルに行った夏奈子さんは同僚で部署は違うが会社に行く楽しみだった容姿端麗、才色兼備たまにどじっ子と完璧である。異論は認めん

 何故出向くかと言うと告白するためだ最期くらい漢になりたい。

「夏奈子さん今までずっと好きでした!付き合ってください!」

 何時間も朝に考えたが結局なんの捻りもない恋文になってしまった後悔はしていない。

「あ、安藤さん!?えっと…その…嬉しいけど付き合うことは出来ないの会社だって…えっと…だから…でも…えっと…友達から始めましょ?」

 失敗では無いが成功じゃないが今の俺では失敗だなでも嬉しいものは嬉しい。

「はい。ありがとうございました!」

「えっと、どういたしまして?」


午後9時16分

 夏奈子さんの家に上がったて他愛ない話をした明日の事は放さなかった俺がすることで夏奈子さんには関係無いただ明日は絶対に会社に行かない方がいいとだけ言っておいた。楽しい時が進むのは早いと感じたのは何十年ぶりだろうか帰りに有名ブランドのバックをプレゼントだと言って渡した「絶対に明日…いや、明後日開けてくださいね?じゃないと呪いに掛かっちゃいますよ?」と言うと夏奈子さんが「ひっ」と悲鳴を漏らす。

 「冗談ですよ」と言うと「酷いです、私怖いの大嫌いです」って言う。それじゃあと帰った夏奈子さんの部屋を見ると窓から夏奈子さんが見ていた気づいて手を振ったがいつの間にかいなかった。


午後10時

 伝説のポテトチッ○スでと炭酸飲料でミニパーティーをした時間を二度見したのは内緒である。

 伝説のポ○トチップスはとんでもなく美味しかった手が止まらず気づいたら無くなっており、あとから炭酸飲料を1,5リットル飲んでもあの味が忘れられなかった。


午後11時00分

 寝ようとしたが寒さで寝れなかったのでガチャバトルをしたクレジットカード内の金全てを注ぎ込みガチャを回したするとガチャガチャ台から上がプラチナ、下が黒のカプセル所謂最高レアのモンスターが出てきた年甲斐になくはしゃいでしまいゲーム内チャットで自慢してしまった、あとから恥ずかしくなり布団にくるまっているといつの間にか寝ていた。


4月4日午前2時

 目が覚める時間を見るとまただだがもう違う俺は旅立つ唯一の心残りは夏奈子さんとガチャバトルと伝説のポテトチッ○プスだけだあれ?多い?


午前2時30分

 正装(スーツ)に角のネックレスと社畜札(会社に入るための鍵の役割をする)を持ち来て出勤3時に会社に到着、受け付けの目の前を堂々と通り社畜札(社員札)をエレベーターにピッと押し最上階を押すエレベーターの窓から会社内を見るが夏奈子さんはいなさそうだ。


午前3時45分

 屋上でガチャバトルをしているとドアが開きさっと物陰に隠れる、そこから社長と女性社員が出てくる社長が何かだすと女性社員が動揺し社長が女性を押し倒す。「嫌だ、止めて」と叫ぶがここは屋上誰にも声は届かない。ここで出てはダメだ計画が台無しだと俺は息を落ち着かせるこのままで良いのか?と心の俺が言うが死ぬ俺には関係無い、関係無い、関係無い関係無い関係無い関係無い関係無い関係無い関係無い関係無い関係無い─────


午前4時30

 二人が出ていった最後に聞こえたのは社長の「お前は首だ」と言う言葉だけ俺には関係無い。関係無い。


午前4時43分

 あの糞社長め関係無いと言っても時間が経つにつれ沸々と怒りが出てくる女性社員と自分を重ねてしまうもし俺が女ならあいつは同じ様にしたのでわ?と絶対に許さないと勝手に怒りが増幅していく死ね殺すだけじゃ許さない死んだあとも俺と同じ様に扱き使ってやる。


午前4時44分

 時間だ、既にビルの縁に立っている風で身体が揺れるヒュゴォーと無駄に高所なだけはあり風が強い。去らばだ人生、さよなら命、最期の一歩を踏みだす。そこに足場はなく正しく踏み外す。


午前4時44分35秒

 何処で道を間違えたのだろう。


午前4時44分38秒

 子供の頃の夢はなんだっただろう。


午前4時44分40秒

 怖い、今更?怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い


午前4時44分42秒

 許さない絶対に糞社長は許さない死ぬまでいや俺が殺す殺してやる死んだとしても殺してやる。許さない許さない許サない許さナい許サなイユるサレナいユルサなイユルサナイ


午前4時44分44秒

 ある会社の前にグシャと鈍い音が鳴り響いた。


 男の脳内にも声が鳴り響いた。

『#*%£1の効果が発動しました……これより転移を開始します』

死者使い編はあと2話ある予定ですm(._.)m

更新は不定期書きたくなったらですm(._.)m

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