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第3話 夜の戦闘、そして

第3話です!

今回は戦闘回!血沸き肉踊る展開をご覧あれ!

「貴様らは誰だ?」


『いや、お前が誰だよ「心の声」』


目の前には頭からツノを、背中には翼を生やした灰色の肌のまさしく悪魔と呼べるようなヤツがいた。


「貴様らは何故ここにいる!ここが我が魔族領だと分かっているのか?」


あ、駄目だみんな固まってる。仕方ないから俺が話すことにした。


「あーこんにちわ?」


「あ、おう。こんにちわ?ではない!貴様らは何者だ!」


「僕たちは神の手違いでここに転移してきたサバゲーマーです」


「さばげーまー?何だそれは?」


「エアガンを使ってお互いチーム毎に戦う擬似戦争ゲームのプレイヤーのことです」


「えあがん?ぷれいやー?何のことかわからんが貴様らは兵士なのだな?それでいて神に選ばれたヒトの兵士だと………」


ん?あれ?なんかこいつ勘違いしてないか?なんとなく嫌な予感がする


「え?あのー兵士ではなくてですね?一般人であり、ついでに神に選ばれたわけでもなく、ヒトに属してもいないのですが」


「皆の者!こやつらは敵だ!ヒトに我らの恐ろしさを見せつけてやれ‼︎」


「はい⁉︎何で⁉︎」


なんか勘違いされたまま大変な事が起こっている気がする


「おい!康平!孝!政広!勇馬!ジョン!竜志!拓也!克!弘毅!しっかりしろ!殺られるぞ!」


「「「「「「「「「は⁉︎」」」」」」」」」


「康平!指示を!」


「お、おう!勇馬は弾を出せるだけ出してくれ!拓也はバリケードを作って!弘毅は出せるだけ兵士出して時間稼いで!」


「「「りょ、了解!」」」


勇馬は弾を。拓也はバリケードを出して戦闘準備をする。その間弘毅の召喚した軍人達はM4A1を手に相手の魔族、魔物達に特攻していく。

康平は八九式、俺はSIG、孝はAK-47、政広はMP5A5の二丁持ち、勇馬はP90の二丁持ち、ジョンはFA-MAS、竜志はMP7、拓也はG36C、克はG36K、弘毅はM4A1でそれぞれ武装する。


「みんな!準備はいいか⁉︎」


『おうっ‼︎』


「総員戦闘用ー意‼︎構え‼︎」


スチャッ


「撃てぇぇぇぇぇぇぇえ‼︎‼︎」


ダダダダダダダダダダダダダダッ‼︎‼︎‼︎‼︎


こうして俺たちの戦いは始まった


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「康平!あっちのイノシシ優先で殺るぞ!」


「オッケー!」


ダダダダダダッ‼︎


八九式とSIGの発射炎マズルフラッシュが瞬く。

次の瞬間にはイノシシのような魔物は倒れていた。


「稜!あとどんくらいいる⁉︎」


「知るかそんなこと!言うならばいっぱいだよ!」


「全然減らねーし、嫌になってくるよ!」


「それは全員一緒!」


お互い叫びながら敵を撃ち倒していく。その時、


「リロード!カバーお願い!」


「えっ⁉︎こっちもリロード!」


「はい⁉︎」


「あっ政広くん!前見て!前!」


「は⁉︎うわぁぁぁぁあ⁉︎」


政広と勇馬が担当していたところでお互い弾切れを起こし、魔族達が殺到してきた。


「チッ!康平!行ってやってくれ!」


「任せろ!隊長の技量にかけて!」


「頼んだ!」


康平が政広組のカバーにまわった。俺はSIGを連射フルオートに合わせて目の前の敵を撃ち続ける


「うおおおおおおお‼︎」


ダダダダダダッ‼︎


そんなうちにカバーを終えた康平が戻ってきた。


「リロード!康平頼む!」


「オッケー!」


康平がカバーをしてくれている間にリロードを済ます。俺も戦闘に戻ろうとすると、


「おい!あのデカイの弾当たってんのに死なねえ!どうする⁉︎」


孝が声を上げた。孝の使っている銃はAK-47。弾は俺たちの5.56mm弾と違う7.62mm弾で威力はデカイ。なのに仕留められないとは

そんなことを感じながらそのデカイやつとやらを見た。そいつはキメラだった。ライオン、タカの頭を持ち尻尾は蛇。あんなのは銃じゃ倒せん


「勇馬!」


俺は叫んだ


「なに⁉︎稜くん⁉︎」


「お前の能力でRPG-7出せるか⁉︎」


「やってみる!」


そう言って勇馬が手をかざすとRPG-7が姿を現した。


「よし!出せるだけ出してくれ!」


「わかったよ!」


そこには計20本のRPGが。


「孝!受け取れ!」


俺は孝にRPGを投げた


「ナイスタイミング!いっくぜぇえ‼︎」


カチッボスッ‼︎


115m/秒のスピードで飛び出した成形炸裂弾がキメラにぶち当たる。


ドォォォォォオオオオンッ!


キメラだったものは今や原型を留めずに地面に転がっている


これを見て、俺たちの士気はあがり、相手の士気は下がった


「な、なんなんだよあいつら!聞いてねえよ!俺は逃げるぞ!」


「おい!逃げるな!敵前逃亡は死刑d……」


「ひいいっ⁉︎」


もはや地獄絵図である。少し相手に同情するが、容赦はしない。俺たちは最初に話をした司令官らしいやつ以外を全て殲滅した


「くっ、貴様ら!我をガント帝国、現魔王であるデル・ガントだと知ってのことか!」


「は?魔王?」


俺は思わず口に出してしまった。確かにそいつのパラメーターには


デル・ガント

Lv986

称号 ガント帝国 国王 現魔王

能力 身体強化 超

魔力増加 超

魔力抵抗 超


と書いてある。そういえばこのパラメーターってどういう仕組みで見えてるだろうな?俺たち以外には見えてないっぽいし

まあ、それは置いといてその魔王様とやらに話しかけた


「ねえ。何でヒトを襲うの?」


「そんなの決まっている。豊かな土地を奪い、奴らよりも我々の方が高位種族だとわからせるためだ!」


あー、ダメなやつっぽいコイツ。反省する気ないし、魔族高位主義とかないわ


「だってさ?どう思うみんな?」


「馬鹿だね」康平


「笑える」 政広


「ダメなことだと思う」 勇馬


「死ねば?殺さんの?」 孝


「顔wwおかwしいwwww」 ジョン


「どうでもいい」竜志


「好きにさせとけば?」拓也


「…………………」克&弘毅


まさにそれぞれ反応が違い苦笑してしまう。ちなみに克と弘毅が何も言わないのは魔王とやらの両足を撃ち抜いたあと、頭に銃を突きつけているためである


「………貴様らは我をどうするつもりだ?殺すのか?」


「どうする康平?隊長なんだからお前が決めろよ」


「え〜?俺が決めるの?」


「逆に誰が決めるんだよ。」多分全員が思ったと思う。


「じゃあ、逃がしてあげるか。殺す意味もないしね」


「おっ、康平は優しいなあ〜」


「……じゃあ銃を退かしていい?」


「ん、いいよ」


俺が康平を褒めると同時に克と弘毅が銃を退かした。


「だってさ、魔王様?行っていいよ」


俺は声をかけた。だが


「……ふざけるなよ。我がこんな屈辱を素直に受け取るとおもうかぁぁぁぁあ‼︎‼︎‼︎」


『⁉︎』


そう言って魔王は襲いかかってきた。だが、俺たちはみんな銃を持っている。魔王はその一斉射撃を受け、倒れた。


「……無念」


そう言って、魔王は死んだ。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


ブロロロロロロ〜


ハンヴィーが荒野を走っている。俺たちはあの後、荷物を持ってあの森を離れた。運良く倒した奴らの中に地図を持ってたヤツがいたのでそれを拝借して、そこに書かれているヒトの王国へと南に向かっている。


「………稜。トランシーバー取ってくれ」


「ん、はいよ」


そう言って俺は康平にトランシーバーを渡した。


「……あーあー、こちらα。b、c応答せよ」


「……こちらbどうぞ」


「……同じくこちらcどうぞ」


b、c共に応答があった。康平は続ける。


「今日1日でいろいろな事があり、多くの命を奪った」


「……」


「……」


「そしてこれからもそういうことは必ずあるはずだ。だからこそ、俺たちはめげずに生きて行こう。俺たちは運命共同体なんだから」


「……こちらb了解」


「……同じくこちらc了解」


「おいおい!くどぅー隊長!いいこと言うねえ!頑張りましょう!笑笑笑」


「おい稜!馬鹿にすんな!」


「「あはははははははっ‼︎」」


「お前らまで!」


こうして俺たちの1日は終わった。外を見ると朝日が昇ってきていた。











誤字脱字等何でもいいです!

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