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第2話 初めての

第2話です。

此処では初めての事が多い回です。

俺たちは毒々しい色の大地に立っていた。


「なあ、稜。これからどうする?」


「康平、自分でも考えろよ。とりあえずあの(ピー)野郎が渡したこの封筒を開けてみようぜ」


「ああ、そうだね。お前らもあけてみなよ」


「おけー」


「おけ」


「おう」


「わかたー」


「はいよ」


「うぃー」


「オッケー」


「了解」


ちなみに上から順に政広、勇馬、孝、ジョン、竜志、拓也、克、弘毅である。


そして俺らは封筒を開けた。そこにはこんな事が書いてあった。


《皆さん僕の世界にようこそ。今回は僕の手違いで皆さんを大変な目に合わせてしまってそこは本当に申し訳ない。元の世界では問題が起こらないようにしておきますね。お詫びといってはなんですが、先ほど言っていた能力を個人にそれぞれ与えたいと思います。詳しくは下を見てください。それではこの世界で頑張ってください。 神より》


「ふ〜ん。まあ、許してやるか。なかなか面白くなりそうだしな」


俺は呟いた。そして皆それぞれの能力を確認して目を剥いた。


俺こと中藤 稜のパラメーター

Lv52

使用武器 SIG SG 550、GLOCK18C、野太刀、M9バヨネット

職業 ガンナー

能力 刃物(銃剣可)での近接戦闘無敵


工藤 康平

Lv59

使用武器 八九式5.56mm自動小銃、GLOCK18C、SR-25狙撃銃

職業 ガンナー

能力 3000m以内の狙撃成功率100%、4000mで90%、5000mで80%、それ以上は技量


秋根 政広

Lv30

使用武器 MP5A5×2

職業 ガンナー

能力 即死以外の怪我は即回復(半不死身)


三浦 勇馬

Lv24

使用武器 P90×2

職業 ガンナー

能力 戦闘用品、食料の召喚


堀田 孝

Lv47

使用武器 AK-47、デザートイーグル50AE

職業 ガンナー

能力 手で直接触れているものを爆弾にする又物に爆発効果を与える事が出来る


山城 ジョン

Lv42

使用武器 FA-MAS、H&K USP

職業 ガンナー

能力 自身を含む計3体の分身能力


高橋 克

Lv50

使用武器 G36K、M92

職業 ガンナー

能力 動体視力、身体能力の限界突破


寺本 竜志

Lv21

使用武器 MP7、H&K USP

職業 ガンナー

能力 戦闘機、軍艦、戦車等の召喚。ただし1つ呼び出して次に別の種類のものを呼ぶと前のものは消える。消えたものはまた呼べば使える


松下 弘毅

Lv51

使用武器 M4A1、M92

職業 ガンナー

能力 TFメンバーに絶対服従の軍人召喚。ただし、一個中隊までしか呼べない


古井 拓也

Lv30

使用武器 G36C、H&K USP

職業 ガンナー

能力 建造物の召喚、創造


こんなところだ。普通に使えるどころかチート能力と言ってもいいほどの力。俺たちは気づかぬうちにニヤニヤとしていた。

俺はふと思いついて言ってみた。


「なあ、竜志。お前の能力でハンヴィーって出せるか?」


「わかんないけどやってみるよ」


そう言って竜志は手を前に出した。すると目の前にハンヴィーが出てきた。地面から10センチのところに浮かんで出てきたハンヴィーは地面に着地の衝撃を伝える。俺たちの足にまでそれは響いた。


『う、おおおおおお‼︎』


俺たちは思わず叫んだ。


「すげえなコレ!本物だぜ!」


「ああ、すげえな。びっくりしたよ」


俺たちは騒いだ。散々騒ぎ倒したあと、それぞれの能力を活かして移動することにした。竜志の能力で呼び出したハンヴィーを他にも2つ出してもらった。また、弘毅の能力でハンヴィーの運転手3人を呼び出して、移動を開始した。


ハンヴィー1号機には俺、康平、孝、政広の4人が乗り、2号機には勇馬、竜志、拓也、3号機にはジョン、克、弘毅が乗った。


「ほら、康平。号令を言えって」


「お、おう。………全車発進!進めぇえ‼︎」


『了解しました!くどぅー隊長!』


あ、康平が転んだ気がする。


そうして俺らの異世界1日目は始まった。







まあ、すぐに何かが起こるわけでもなくハンヴィーは北に見えていた森に向かって進んでいた。


「おいコクローチ!森までの距離は?」


俺は顔を外に出している政広に声をかけた。ちなみにコクローチとは黒き悪魔の化身Gの英語版である。無限回復能力にちなんでつけられたあだ名だ。


「…………なあ、そのあだ名やめてくれないかなあ?」


「無理だな」


「はあ、しかたないか。まあいいや。距離はおよそ1キロってとこかな」


「おけー。わかったよ」


俺はその報告を聞いてバックからトランシーバーを取り出し康平に渡した。


「康平。みんなに連絡よろ」


「ん。了解」


ちなみにこのトランシーバーは勇馬の能力で出したものである。そんなことを思っていると康平が連絡を始める。


「あーあー。こちらα(アルファ)。bブラボーcチャーリー応答せよ」


「こちらbどうぞ」


「同じくこちらcどうぞ」


「約1キロ先に森がある。そこに入るぞ。今日はそこにキャンプを張ってまた明日出発だ。いいな?」


「こちらb了解」


「同じくこちらc了解」


連絡を終えるともうすぐそこに森は見えていた。3代のハンヴィーは森の中に入り、入り口近くに停めた。


「ご苦労様。戻っていいよ。」


弘毅は呼び出していた3人の軍人を戻した。俺らはハンヴィーから降り、野営の準備を始めた。準備と言っても拓也の能力で即席の家を造った。一戸建てのリビングだけの家である。勇馬の能力でレーションを出し、焚き火を起こしてその周りを囲む。


「今日は色んな事があったなぁ」


ぼそりと康平は呟いた。


「おい、俺らはどうなると思う?」


孝はきいた。


「さあな、わからんよ。とりあえずは人のいるところを目指すしかないだろう」


俺はそう言ってレーションを食べ始めた。他のやつも喋るのをやめ、黙々とレーションを食べ始めた。

その夜、2人交代で警邏をすることにした。俺と康平、孝と勇馬、政広とジョン、竜志と克、拓也と弘毅の5組で1時間半交代で警邏をした。


みんなが寝静まり俺と康平は警邏に出かけた。2人とも念のため完全武装である。俺はSIG、康平は八九式を持って仮設住宅の周りを歩く。しばらく歩いた頃、異変が起きた。


ガサガサッガサッ


そんな音が聞こえて来たのだ。俺と康平は銃の安全装置セーフティを解除、連射フルオートに揃えた。


「康平。今、聞こえたよな」


「ああ、確かに聞こえた。ゆっくりとキャンプに戻ろう」


そう言ってキャンプに向かって戻ろうといたその時、


ビービービー!


俺たちの上に文字が浮かび上がった


《敵対勢力出現》


『ッっ⁉︎』


俺と康平は硬直した。確実に敵が来たということが分かり恐怖が湧いたからだ。


ガサッ


その時、目の前に敵が現れた。


アオオオオオオオオオン‼︎


そこにいたのは3つの頭を持つ黒犬ケルベロス。しかも2体。圧倒的に状況は不利だ。そして奴らの上には奴らのパラメーターが表示されていた。


ケルベロス×2

Lv256

能力 地獄の遠吠え

相手を暫くの間、硬直させる


駄目だ。Lvにも差がありすぎる。俺と康平は死を覚悟した。


ガルルルルッ‼︎


2体のケルベロスは俺たちに飛びかかってきた。


『うわああああああっ‼︎』


俺たちはがむしゃらに銃を撃った。銃口から発射炎マズルフラッシュを光らせながら5.56mm弾がケルベロスを捉える。


ギャンッ………ドサドサッ


『………え?』


何とケルベロスは倒れた。生きているようすはない。


ピコーン!


レベルアップ!

工藤 康平 Lv87

中藤 稜 Lv85


『………………』


何故だか知らないが勝ってしまったらしい。


「なあ、稜」


「何だ康平」


「とりあえず戻って此処を離れるか」


「ああ、そうしよう」


俺たちはキャンプに戻った。そして寝ているみんなを叩き起こした。

さっき起こったことを話して、片付けをし始めた時、


ビービービー!


あの音がなった


《敵対勢力出現》


俺たちは円になる様にお互い背を向けて周りを睨んだ。すると周りの木の間からデッカいツノと翼を生やした灰色の肌の悪魔見たいのを中心にして俺らを様々な奴らが取り囲んでた。

その中のデッカいツノと翼を生やした灰色の肌の悪魔みたいのが俺たちに言った。


「貴様らは誰だ」


『いや、お前が誰だよ(心の声)』


誤字脱字等何でもいいです。

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