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最強のバイト応募者


「おっ、ここだここ」


俺はチラシを見ながらそんなことを言う

指を指しているのは青色の屋根をした普通の家だ

チラシに書かれているのはバイトだ

内容もなにも書かれていないが、時給が書かれていた

時給8000円と・・・

しかし、これには面接試験や体力検査と知力の確認などをするみたいだ

それゆえに落ちているのは大量に知っている

しかも、一次面接で全員

家に入った瞬間から面接が開始

そして、指示があるらしい

とにかくインターホンを押して入る


『はい?』

「すみません、アルバイトの募集を見たのですが・・・」

『・・・入ってください』

「わかりました」


俺は一度自分の自慢の銀髪を触って入る


「(はあ、緊張するな)」


俺はそんな感情を抱きながら家に入ろうとする

だが、そこでおかしなことに気がついた

不特定多数の殺気

そして、血の匂い

狙われている?

いや、俺は恨みを買うようなことはしていないはずだ

でも、ここまで殺気を出しているやつは誰だ?

少なくとも俺の知っている奴はもういない

死んだから

あいつは・・・

だからこそわからない

俺は警戒をしながら扉を開ける

すると・・・


「なっ!!」

「覚悟!!」


俺の頭の上を剣が通り過ぎる

刃が光っておりよく切れそうだ

俺は足元を転がって家の中に入った

入ったが・・・


「おいおい」


家の中は外見と変わっていた

いや、外見よりも広い

地平線が・・・家の中にある

天井には空がある

まるで別世界だ

ちょっと待てよ俺は大学生だぜ?

まあ、わけありだけどな


「よく、避けましたね」

「どうして俺を殺そうとした?」

「殺す気はありません。実力が知りたいだけです」


言うのが速いかそう言って相手の黒髪の少女で服は和服の少女が俺に対して剣を振ってくる

刀じゃない剣だ

しかも、動くスピードも攻撃の速度も速いときたもんだ

だけど、俺に取ったらこんなもん簡単に避けられる


「当たらない!?」

「どきなさい!!!」


黒髪の少女の後ろから声がした

それと同時に銃声が聞こえた

そして、黒髪の少女は銃弾と入れ替わるように移動した


「ちっ」


俺は体をひねってぎりぎりのところで避ける

結構危なかった

ていうか、これバイトの面接だよな?

よくみんな生きて帰ってこれたな


「かかった!!」

「おっと、その手には乗らないぞ?」

「え?」

「俺の死角から攻撃は当たらない」


俺は前を向いたままに後ろの弾の軌道がわかる

弾数も何もかも

そういう風に生きてこさせられたからこれくらいは・・・


「そういや、朝飯食ってないな」


そう言って避けた

よくよく考えると朝飯食べてない

いや、昨日の晩からピンチだから食ってない

やばいな


「なめられたものね・・・」

「そうですねえ」

「待ってあと私が残っている」


さらにあの少女たちの後ろから出てきた

さて、次はどんなやつだ?

ていうか、いつになったら面接が終わるんだ?


「いくよ。ファイアーボール」

「魔法か」


小さな炎が球体となって襲い掛かってくる魔法だったはずだ

緑色の髪で白衣を着ている少女も魔法陣を描き小さな球体が・・・

いや、小さくない

大きい


「いけ」

「・・・仕方ねえ」


久しぶりに魔法を見た

俺も魔法を使えるには使えるからこの大きなファイアーボールの威力がどうなるかはわかっている

だからこそ、俺は・・・


「どっこいしょ!!」


正面から受け止めた

そして、握りつぶす

すると、簡単に崩れ落ちた


「うそ」


緑色の髪をした少女が目を見開いて俺を見ている

そりゃそうだ

こんなやつ見たらだれでもびっくりする

魔法を素手で消滅させるやつなんて・・・


「本当なの?」

「こうなったらみんなで行きましょう」


そう言って一斉に攻撃の態勢に移る

・・・だけど、遅い


「・・・おい」

「なんでしょうか?」

「一つ聞くけどお前らを倒したらバイト受かる?」

「ええ、受かりますよ・・・できたらの話ですけどね」

「そうか。なら遠慮なしに行くぞ?」

「え?」


俺はそう言って地面を蹴る

そして、少女たちとの距離をなくした


「早い!!」

「うそでしょ!!」

「悪いな」


俺はそう言って剣を持っている少女の剣を奪う

次に、金髪のゴスロリ服を着ている少女の銃を奪う

そして、最後に・・・


「お前はどうしようか?」

「・・・」

「逃げて!!」

「逃げてください!!」

「ごめん。無理」

「「!!!」」


絶句したような顔をした

さて、どうするんだ?

俺は白衣の少女を前にしているから後ろから攻撃することができるあの少女たちにはできる

どうくるかはあの子達次第だ


「わかりました!!」

「了解!!」

「やるよ」


一斉に動き出した

俺はその反応に数秒遅れ・・・


「しまった!!」

「「「プリズンブロック!!」」」


三人一斉に言い放つ

その瞬間に俺の周りには薄い光が正方形上にできる

やっちまったな

この魔法の存在を忘れてた

プリズンブロックは三人がそれぞれ位置について使える限定された魔法

それ故に壊すのがちょいと面倒なやつだ


「へへん。これで私たちの勝ちね」

「ちょっと危なかったです」

「うん」

「・・・何言ってんだ?」

「え?」

「俺の勝ちで終わりだろ?」


俺は拳を作り、腰を落とす

そして、思いっきり薄い光を殴る!!!

だが、壊れない


「いっつ」

「何やってんのよ。この魔法はそんなんじゃ・・・」

「黙ってろ」


後、一撃だ

もう一度同じような構えをして・・・

殴る!!

すると、簡単に壊れる


「ふう。壊れた壊れた」

「え?ええ?」

「ウソでしょう?」

「壊れた?」

「さて・・・まだやるか?」


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