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詩全集

首輪

作者: 那須茄子

この世は従順な生き物がよく可愛がられる

私はこの事をよく知っている


人懐っこく愛想よく見せてれば

私を拾う男達はいくらでもいる


その度に私は

従順な臭い犬っころに成り下がってく


本当はもう戻りたい


──いやいやカッコつけるな私


戻りたいなんてこれっぽっちもないくせに

だって尻尾振ってる方が楽だから

だってこの生き方しか知らないから......


私ってそういう奴なんよな

結局は


首輪がないと何したら良いか分かんないの


言わば自分から

つけて貰いに行ってるってこと



多分さぁ

これ一番賢い生き方よ?












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― 新着の感想 ―
[一言] ラストの一文がなんとも味わい深いですね。 これ、語り手も本当は、そう思っていないのかな? 自分にそうやって言い聞かせて、だからこれでいいんだよと思い込んでいるような。 そんなかすかな叛逆の香…
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