アデル・オブ・シリウス　―原死の少女　天狼の騎士―

現代 × SF × ファンタジー！
未来を賭けて挑め《世界の外側》へ！

CICADA3301暗号。
インターネットの掲示板に、ある時、脈絡なく投稿されたそれは、
正体不明の何者かが全世界へ向けて発信した「解読不能」な暗号である。
その暗号の難解さは、人類の知能を上回った者が発案したとしか考えられず、
おのずと暗号発信者の正体と目的に興味を持つ者は増えていった。

学者、権威、配信者、金持ち、政府、諜報機関。
あらゆる者が解読に挑むが、誰も真実に至ることはなく。
発信者の正体も、目的も、全ては謎に包まれたままだった。

21世紀、東京。
闇夜に潜む超常的な存在によって、家族を殺されてしまった天才高校生、
雨宮ケイは、異形たちへの復讐を生き甲斐に、都会の夜に暗躍していた。
暗号解読に没頭していた父親が、富士の樹海で発見したという、
人語を話す赤花「アデル」を相棒に、現代社会の片隅で、
人智が及ばない未知なるモノたちを狩り、日々を過ごしていた。

自らが「世界の真実」へ到達することになるとは、考えもせずに。


------------------------------------------------------------------------

※1〜8章「高校生編」、9章〜終章「世界大戦編」になります。
※カクヨムでも一部、連載してみています。
※当作品は、ハイファンタジーでも、ローファンタジーでもありません。
　現代社会の延長線上にあるけれど、異世界のように未知の社会。
　作者は「ミドルファンタジー」だと思っています。

　よければ「ブックマーク登録」「いいね」をお願いします。
　作者の励みになります。