第十一話 柚乃の過去
この話は少し暗いかもしれません……
読みたくなければ、ブラウザバックを。
学校嫌やぁぁぁあ!
「私ね……」
「うん、どうした?」
学校の裏、人の姿を全く見ないところにぽつんとあるベンチ。
僕たちはそこにいた。
理由は、柚乃さんの過去を聞く為。
特に知らなかったんだけど、結構大変だったらしいんだ。
「私、実は本当の子じゃないの」
「え……」
「星月じゃなかったのよ、昔は。」
「え」
「私が小学四年生の頃だったわ。もともと父親がいなくて母子家庭だった私の家に、ある日父親が出来た。母親の再婚だったのよ」
「四年生の途中、確か夏休みの後だったわ。名字が星月になった。この先、もうわかるかしら?」
「うん………」
「当然、いじめられたわ。星月なんて名字珍しいから、一瞬で私の父親があの人だってバレた。学校中に情報が渡ったのよ」
「決してうちは裕福な家庭だった訳では無いから、シンデレラ展開でしょう?そういうものに人は嫉妬するものだから」
シンデレラ、展開………
「色々な物が隠されたわ。色々な人が私をいじめていたように感じた。その、私をいじめた人の中には学校で一番仲良くしていた女子もいた。」
「え……!」
「その時、知ったわ。人を信じてはならないって。どれだけ信用をしていても、裏切られる時は裏切られる。だから、自分が初めて好きになった貴方には、信用出来る友達、という"夢"から醒めてほしかった。いつかは裏切られるかもしれないから、それなら信じてしまわない方がいい。まだあまり仲が良くないうちに……」
そういって、柚乃さんは目を閉じた。
「今考えたら、あんなことを言ったのは失敗だったと思う。本当にごめんなさい」
「いや、大丈夫だよ。聞かせてくれてありがとう」
「うん、んで、私の話はこれで終わり!帰ろっか」
「うん、帰ろ。」
「色々あったね」
柚乃さんの話とか、初めて知ったし。
「うん、あ、さっきの話内緒にしてね」
「あたり前だよ!」
「いつか……理音くんも話すことがあったら、話してね……」
話すこと、か…………
ここまで読んで頂き、ありがとうございます!
面白いな、とか続きが気になる、なんて思って下さる方がいれば、評価やフォローとかしてくれるとよろこびます。あと感想も……
学校が普通通りに始まってしまったので、ただでさえ遅かった投稿ペースがもっと遅くなるかもしれません……
週一投稿位は出来るよう頑張ります!




