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甘え

作者: 亜美


己の甘えとはなにか。


挙げられることがたくさんありすぎる。自分で苦笑いしてしまうほど私は欲深く考えの甘い人間だ。


幼い頃は神様、仏様、サンタさんに必死にお願いすれば手に入るものばかりだった。

家庭も学校もなに不自由なく過ごしてきた。


でも、歳を重ねるごとに欲しいものが手に入らなくなり社会での悩みが解決できぬまま増えていき見て見ぬ振りをする自分の感情にコントロールが出来なくなって知らぬ間に涙が出てくる日々。


幼い頃の私は守られていたんだと気づいた。

いまは自分で自分を成り立たせたないといけない。

わかってる、頭ではわかってる。

見栄を張ることしかできないプライド野郎はいいかげん捨てないと欲しいものが通り過ぎていくばかり。

いい加減、甘えるなよ。

何度も言い聞かせてる。


「すべて自己責任。」

いつか彼に言われたその言葉がいつだってぐさっと突き刺さる。

その時のわたしは空気が壊れるのがこわくてまた余裕かましたフリして笑ってへなへなしてたけど、1人になるとどうしようもなく胸が苦しくなった。いまだってその言葉に押しつぶされそうだ。

本当は泣きすがりついて大声で訴え掛けたかったし、理性を失うほどに壊れてしまいたかった。


甘え。

それを乗り越えるには壊す勇気が欲しい。

「素直」がわからない。

どうしたら自分に正直になれるんだろうか。

わたしは、何がしたいんだろう


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