77.罰ゲーム
リリシアの圧勝。
「上がり流しだから、サーラから再開だよ。」
「…はい。」
リリシアのカウンターで少し落ち込んでいるようだ。
6巡目。手札数、修一12・リリシア0・サーラ8・イヴ9
【修一の手札】
♠3 ♢5 ♣5 ♣6 ♣8 ♡8 ♠10 ♡10 ♡J ♢J ♠Q ♢A
【場】♣3 ♢3 ♡3 サーラ
流れ(パス)
ここでトリプル…それは出せないわ。
7巡目。手札数、修一12・リリシア0・サーラ5・イヴ9
【修一の手札】
♠3 ♢5 ♣5 ♣6 ♣8 ♡8 ♠10 ♡10 ♡J ♢J ♠Q ♢A
【場】♣4 サーラ
♢7 イヴ(縛りなし)
♡8 修一(縛りなし)
流れ(8切り)
ここからが正念場、ダブルの波で一気にまくる!
8巡目。手札数、修一11・リリシア0・サーラ4・イヴ8
【修一の手札】
♠3 ♢5 ♣5 ♣6 ♣8 ♠10 ♡10 ♡J ♢J ♠Q ♢A
【場】♢5 ♣5 修一
♢6 ♠6 サーラ(縛りなし)
♡9 ♣9 イヴ(縛りなし)
♡10 ♠10 修一(縛りなし)
パス サーラ
♢Q ♣Q イヴ(縛りなし)
流れ(パス)
あぁ…意外とみんなペア持ってるぅ…。
9巡目。手札数、修一7・リリシア0・サーラ2・イヴ4
【修一の手札】
♠3 ♣6 ♣8 ♡J ♢J ♠Q ♢A
【場】♡5 ♠5 イヴ
♡J ♢J 修一
流れ(パス)
くっ…。出すしかないか。みんな残り手札2枚…。あれ、勝ち目なくね?
10巡目。手札数、修一5・リリシア0・サーラ2・イヴ2
【修一の手札】
♠3 ♣6 ♣8 ♠Q ♢A
【場】♠3 修一
♠8 サーラ
流れ(8切り)
【場】♡Q サーラ
流れ(上がり流し)
サーラが抜けた。さ、さぁイヴ、勝負だ!
12巡目。手札数、修一4・リリシア0・サーラ0・イヴ2
【修一の手札】
♣6 ♣8 ♠Q ♢A
【場】♢2 イヴ
流れ(パス)
ちょ、待ってくれ…。
13巡目。手札数、修一4・リリシア0・サーラ0・イヴ1
【場】♢10 イヴ
流れ(上がり流し)
「はい、勝ちーーー!」
「くっそーー!負けたぁー!」
結果は、リリシア・サーラ・イヴ・修一の順だった。びりはもちろんだが、イヴに負けたのがめっちゃ悔しい。
「ということで、罰ゲームをしてもらいましょうか。」
「え?そんなこと聞いてないけど。」
「ふふふ。私も聞いていませんでしたよ。」
流石リリシア、こちらの味方だ。
「じゃあ、罰ゲームは、マスターから船員一人一人に愛の告白ね。」
「なっ…!?」
「やりましょう!罰ゲーム!」
「ええっ。リリシア!?」
「ふふふ、ごめんなさい♪」
え、えぇ…本当にやるの…?
*****
ということで、修一はオーナールームに一人戻った。
(俺も男だ。やらなきゃいけないなら、覚悟を決めてやってやる。まぁ、考えようによっては感謝を伝えるいい機会ともいえるか。)
覚悟を決め、しかし少しばかり緊張して待っている。すると、
――コンコンコンコン。
ドアがノックされ、リリシアが入ってきた。
「えへへ。まずは私からです。」
「うん、まぁ、こっちに来て座ってよ。」
「はい♪」
「えっと…、まず、この船に乗ると決めてくれてありがとう。君と出会えて本当に良かったよ。」
「私も幸せです♪」
少し照れながらも嬉しそうに笑うリリシアの手を取り、目を見つめて言う。
「…イヴはいたけど、誰かに触れ合い、寄り添いあうことの温もりと安心感をくれたのはリリシアだった。気配り屋でおしとやかな、一途に想ってくれるリリシアが大好きだよ。いつもありがとね。」
「…はい…ぐすっ…ありがとう…ごじゃいましゅ…。私も…私も大好きです。」
美しい涙を頬をつたわせながら、咲き誇る花のように微笑んだ。
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