57.水着
シーオーガ君ご馳走様でした。また来ないかな(ジュルリ)。
改修およびBBQをした翌朝。
「おはようございます。」
「ん、おはよう。んん~。やっぱり部屋が広いと寛げるね。」
「はい、そうですね♪」
修一は、朝食後、ソファに座って、メニュー【マーケット】を開いた。ジャグジー用の水着を買うためにだ。
「それで、修一さん、水着とは何ですか?」
「水に入るための服だよ。例えば、こんな感じの。」
修一は開いたページをリリシアに見せる。そこには、様々な水着が映っていた。
「わぁ、可愛いです。普通の衣服とあまり変わらないようにも見えますが、水中用なんですよね?不思議です。」
「まぁ、大分生地は薄くなってるとは思うけどね。説明しづらいし、とりあえず、気に入った物を買ってみようか。」
「は、はい。」
その後、リリシアはメニューとにらめっこを始めた。
――と思っていると、
「ボフンッ。」
隣で爆発した。
「え!?どうした?」
「あ、あの、これ…//下着が出てきました。」
そういいながら、赤くなったリリシアが指さしたのは、布面積が小さめのビキニだった。
「あー…それはビキニっていうやつで。一応水着だよ。」
「こんな下着みたいのがですか!?」
「うん。まぁ、できた経緯は知らないけど、意外と普及していたね。まぁ露出が多くて恥ずかしいだろうから、無視しちゃっていいよ。」
「……あの…修一さんは―――か?」
「ん?なんて?」
「――修一さんは、これを着ているところ見たいですか…?」
リリシアが消えそうな声で尋ねる。
「…えーっと…うん、見てみたいです。でも他の水着も絶対に似合うからそっちも見てみたいし、無理しなくてもいいよ。」
確かに、リリシアのビキニ姿は見てみたい。でもそれは、リリシアに似合うだろうからであって、他の水着と優劣はない。下着姿は何度も見ているしね。要は、リリシアの水着姿であれば正直何でもいい。
「はい…わかりました//」
「うん。それじゃ、俺は昼食の準備をしてくるから、気に入った物があったら買っちゃて。」
「わかりました。」
昼食後、それぞれ着替え、フライブリッジに集合した。
先についた修一がジャグジーを清掃し、お湯を張っていると、階段を上がる足音が聞こえる。そして間もなく、リリシアがひょっこりと顔をのぞかせた。
「お、お待たせしました。」
「いらっしゃい。着替えられた?」
「はい。イヴさんにもご助言いただきましたので。」
「そっか、よかった。…それでいつまでそこにいるの?こっちにおいで。」
恥ずかしいのだろう、リリシアは顔を出したまま動こうとはしない。
「えーとその…変でも笑わないでくださいね。」
おどおどしながら、姿を見せる。
リリシアが選んだのは、ワンピースタイプの水着のようだ。ネイビーの生地に花柄と落ち着いた印象の水着で、背面でクロスした肩紐と膝丈のスカートが可愛らしい。リリシアの雰囲気と性格に絶妙にマッチした水着だった。
ただし、溢れんばかりの大きな胸と、ほっそりとしたくびれ、眩しい太ももが全然大人しくない。モデルも思わず逃げ出す完璧なプロポーションに思わずクラクラする、そんな艶やかな水着姿だった。
「――おぉ、すごく可愛いよ。とっても似合ってる。色合いもリリシアにぴったりだね。」
「えへへ…ありがとうございます。」
「修一さんも、お似合いですよ♪」
「ありがとう。」
修一は、Tシャツに落ち着いた柄パンといった格好をしている。
「――これがジャグジーですか?普通の浴槽のようですが、沐浴着を着て入るのがジャグジーと言うことでしょうか。」
リリシアがジャグジーを見て呟く。
「まあまあ、とりあえず入ってみようか。」
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