41.実戦の成果と母の味
朽木流が春の桜、夏の波、秋の月、冬の雪をイメージしているのは、和歌の世界で、桜と波(白波)と雪が”白きもの”として連想されて詠まれていたためらしい。…え、月は?
今日の成果は以下の通り。
【名前】朽木修一
【種族/クラス】魔人族/ダンジョンマスター
【称号】異世界からの来訪者
幽霊船”グロリアス・グロストン号”船長
【レベル/総合ランク】25/A
【体力】B
【魔力】A
【筋力】S
【耐力】A
【俊敏性】S
【器用】A
【運】D
【魔法】分析②、生活③、属性(水②・風①)、結界①、
【スキル】言語理解②、アイテムストレージ②、船舶知識③、朽木流剣術②、炯眼③
レベルは上がったが、ランクに変化なしか。魔法とスキルは順調に熟練度が上がっている。
【名前】リヴィア=リリシア=ファルジール
【種族/クラス】龍族/ 水龍
【称号】神龍リヴィアタンの縁者
ダンジョンに居着くもの
【レベル/総合ランク】31/SS
【体力】不明
【魔力】不明
【筋力】不明
【耐力】不明
【俊敏性】不明
【器用】不明
【運】不明
【魔法】不明
【スキル】不明
称号に“ダンジョンに居着くもの”が増えており、効果は『特定ダンジョンにおけるダンジョンモンスターの友愛度が増加する』とのことらしい。
【名前】オルカ
【種族/クラス】ティージエル(シャチ)/ダンジョンモンスター
【称号】―
【レベル/総合ランク】16/C
【体力】B
【魔力】E
【筋力】A
【耐力】C
【俊敏性】B
【器用】C
【運】A
【魔法】―
【スキル】任務遂行②、挑発①、意思疎通①
体力のランクが1上がり、スキルを新たに2つ覚えた。海中にはこんなに魔物っていたんだと思うほど狩ったが、挑発スキルのおかげだな。今まで、停船してても襲われたことなかったのにおかしいとは思っていた。
今日見た感じだと戦闘能力に特に問題なさそうだし、もう一つの新スキルで簡単な意思疎通ができるようになったので、指示があるまで自由にするよう伝えた。もし何かあってもすぐに反応できるだろう。
「よし、成果の確認も終わったし、ご飯にしようか。と言っても戦闘後だし少し時間を空けてからにしよう。」
「お気遣いありがとうございます。」
*****
しばらくしてから、再びキャビンに集まった。リリシアも疲れたのか、少し気だるげでそうだ。夕飯のチョイスは間違っていなかっただろう。
今日のご飯は、お雑炊だ。
疲れた体でも食べやすく、栄養も取れる。味も美味しい。完璧だ。
「――うん、美味しいわ。」
「こんなにも奥が深い味わいがあるのですね。でも温かくてどこか懐かしい味で…。」
「こういう味を何て言うのか知ってる?」
「イヴさんはご存じなのですか?」
「ふふふ。おふくろの味っていうのよ。」
「なるほど。ピッタリですね。」
イヴがドヤりながら教えている。
(…それ俺が教えたやつ。まあいいけど。)
雑炊は美味しかった。最初は食欲がなかったが、結局ペロッと完食してしまった。
風邪ひいたときなどによく母に作ってもらった思い出の味だ。
(妹のために同じ味を出すのに苦労したんだよな。妹は元気にしてるだろうか。…甥や姪も見たかったなー。)
この世界で生きることに納得し、存分に楽しんでいる修一だが、時々前世のことをこうして思い出すのだった。
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