《緑がいっぱい》プラス
防衛戦です。………おそらく
後、かなり短いです。
僕は、孔明くんの傍に駆けつけた。僕は、必死に声を張り上げるかのように、念じた。
(うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!)
僕は、ポルターガイストを使い、〖そいつ〗らを孔明くんから、離れるように誘導していた。
しかし、追い払っても、追い払っても、次から次へと湧いて出る。
(うにゅぎ~ッ……数が多い)
昨日まで、どこにもいなかったはずの〖そいつ〗らは、今日になって、突然、現れたのである。
僕は一度、冷静になって戦況をを分析する。
(草の中に隠れていた?………違うな)
そうであるはずならば、昨日、追いかけっこをしていたときに出てこないのはおかしいと僕は思った。
(うにゅ~ん?鈴虫みたいに求愛のために、集まったのか?)
昨日、夜になった時、何かの虫が鳴いていた。だから、その虫が〖そいつ〗らで、自分の翅を使ってきれいな音色を出していたのではないかと思うのだ。
(見た目が〖それ〗なのにきれいに鳴くって……)
きれいに鳴くだけの緑の虫であれば、こんな必死の思いで、孔明くんから遠ざけようとはしなかっただろう。
だが、見た目が〖それ〗なのだ。
〖そいつ〗らは、緑の〖それ〗なのだ。
そして僕は戦況を分析するはずが〖そいつ〗らの発生原因を考察していることに気づかなかった。
(孔明に近づかないで!!!)
そして、僕は、走る孔明くんの進路上にいる〖そいつ〗をポルターガイストで、右へ叩きとばす。
(☆。☆)「ハッ!!」
すると、孔明くんは、僕が叩き飛ばした〖そいつ〗に進路を向けてしまった。
(孔明く~~~~~~~~~~~~~ん!!!)
僕の弟は、好奇心の塊である。元の世界では、家の動く黒カビである〖それ〗にすら、興味を持ち、挙げ句の果てには、食べてしまおうとする。
(食べちゃダメ!)
僕は、ポルターガイストをできる限り全力で、発動し、孔明の体を抑える。
(。・ω・。)«ガリガリッ»
孔明くんは、地面に足を踏ん張って、前に進もうとしている。地面から土を削るかのような音が聞こえる。
(そんなに踏ん張っても、ダメ!)
そんなことを思っていても、だんだん、孔明くんが前に進み始めた。
必死に進もうとする姿には、僕は通常であれば、胸にくるものがあったであろう。
しかし、今は、異常事態、そんなことを考える余裕は僕にはなかった。
そのときである。
ブァァーッ………
そんな、何かの飛ぶ音が聞こえた。
(ひきっ!!)
恐怖のあまり、変な叫びの思考になった。
どうやら、〖そいつ〗らは、〖それ〗と飛ぶときの音も同じらしい。何から何まで同じとは……
僕は、恐怖で萎縮してしまった。
それは、その一瞬の隙は致命的であった。
(*'▽'*)「ハッ!!」《タッダダ》
そんな息を吐き出す音と共に実に軽快な足音を立て、孔明くんが駆けだしてしまった。
(しまった!)
どうやら、恐怖でポルターガイストが解除されてしまったらしい。
(^^*)(*^^)『キョロキョロ』《ダダッダ》
孔明くんは走りながら、辺りの〖そいつ〗らを見て、近くにいる〖そいつ〗らの一体に狙いを定め
てしまったようだ。
(だから、ダッメだって……言ってるでしょう!!)
僕は、そう頭の中で怒鳴りながら、孔明くんを追いかける。
(えっあて?)
変な動揺の声をあげるかのような思考になった。
追いかける途中で、見えたのである。
楕円の緑色の物体が孔明の尻尾に張り付いているのが………
(ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!この野郎、いや、クソアマか?どっちでもいい!貴様、テメエッ……よくも、よくもッ……………孔明くんの感情表現ポイントを穢しやがったな!!!)
思考が乱雑で粗野になっている。それほどの衝撃が僕を呑み込んだのだ。
(楽しいときや喜んでいるとき、まるで、メトロノームのように振り上げていた尻尾を…………………悲しいときや辛いとき、悲哀感を表し、僕の母性本能を刺激してきた尻尾を………………)
怒りが湧き上がる。
(このッ!!ゴキブリどもがッ!!!)
遂に僕は、元の世界では、《名前を呼んでは行けない例のあの人(虫)》と呼ばれるものの名前を思考した。
区切りがいいのでここで切ります。
その存在は、ハリポタの《名前を言ってはいけないあの人》と同じで、絶対に名前を呼んではいけません。
恐怖で身が凍ります。