ゼロの書
初投稿、処女作で下手くそな物ですがこれから頑張って行きますので改善点や駄目な所は遠慮無く言って下さい。
昔、この世界に法も秩序も善悪もなかった時代。
人間は誰もが己の欲望のままに行動し過ごしていた。
この世界を作った神様はこの世界に秩序を作るため一人の”人間”を呼び出し自分の力を与えた。
人間は神の力を使いまず秩序を創り、善悪を創りそして文明を創り、法を創った。
何も無い所からあらゆる物を創った人間は人々から”ゼロ”と呼ばれ崇められた。
しかし、ゼロは人間であり神では無い。
ゼロは己の命が近い内に消えてしまうのを悟った。
刻一刻と迫る死を目の前にあるひとつの疑問がよぎった。
自分は死んだらそこで終わりだが、この世界はどうなるのかと。
ゼロは神の力を使い自分が死んだ後の世界を覗いた。 そして、狼狽した。
人々はゼロが死んだ事により最初は困惑しゼロの死に人々は悲しんでいた。
しかし、時が経つにつれ己が欲望のために一人が動き、争いを始めた。
それは次第に大きくなり、遂には戦争が起こった。
人々は長き争乱に疲れ果て、明日への希望さえ見えず、昔を懐かしみ皆が泣いていた。
そんな地獄の様な光景を目の当たりにしたゼロはこのような未来にさせないために自身の神の力を使い”人間”を呼び出した。
そしてその”人間”に自分の力を与え「この世界に平穏を」と遺言を残し力尽きた。
神の力を持った”人間”は自らをゼロと名乗り彼の遺言どうり世界に秩序と安寧をもたらし続けた。
〜ゼロの書〜
クルーク・バン・ファデック