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GOoD END  作者: 木追オタク
1/1

プロローグ 

一万三千五十六年 冬。

とある西の国の、広大な小麦畑。

冬にしては若干暖かい風が、鬼ごっこをする二人の少年の頬を横切る・・・

「ハハハッ!フィデム遅いぞ!そんなので聖騎士になれるのかよ!」

背の高い少年フォルスが、悪い笑みを浮かべながら煽る。

「うるさいなぁ・・・なるもん!」

フィデムも負けじと、先ほどよりも早く腕を動かし追いつこうとする。


彼等の腰ほどまで伸びた小麦は、まるで元気な彼等の姿を喜ぶかのように、揺れ動き。

二人の楽しそうな様子は、星のように煌やかで、太陽のように暖かかった・・・


程なくして

走り疲れた二人の少年は、近くの丘に登って腰を下ろす・・・


「なぁフィデム、お前はどんな聖騎士になりたいんだ?」フォルスが空を仰ぎながら聞く。

それに対し、フィデムはもじもじしながら答える。

「誰も泣かせない聖騎士になる・・・。」

フォルスはそれを聞き、またも悪い笑みを浮かべ答える。

「まずは自分自身が泣かないようにしないとな!!泣き虫フィデム!!」


フィデムは顔を真っ赤にする。

「なんだとーーー!!!」


フィデムは怒った様子立ち上がり、フォルスはフィデムから逃げるようにして

鬼ごっこを再開するのであった・・・

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