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第五章:新しい世界秩序とさらなるドタバタ

### 1. 働き方改革の浸透


#### (1)ブラック勢力の崩壊と周辺の反応


 元上司・社長が率いていたブラック企業軍が、自滅にも近い形で崩壊してから数日。暗黒大陸を覆っていた重苦しい空気が徐々に晴れていくとともに、周辺国や魔族社会では「ちゃんと働いて、ちゃんと休む」という新しい流れが加速していた。


 周辺の村や町では、これまでブラック企業軍に脅かされていた労働者たちが、ようやくまともに息をつけるようになり、慣れないながらも“休憩時間”や“休日”を導入し始めている。とりわけ、相馬そうま 誠司せいじの魔王城が掲げる「週休二日制」と「残業禁止」は最初こそ奇異の目で見られていたが、ブラック勢力による地獄を知った人々は「休めることのありがたさ」を痛感し、新制度にかなり前向きなのだ。


 たとえばある村では、これまで「夜明けから日没までぶっ通し」で畑仕事をし、その後も暗くなるまで補修作業をしていた。結果、疲労が溜まって病人が絶えなかったという。しかし、城から派遣された“働き方改革アドバイザー”(元商人ギルドの者など)が入り、交代制を整備しただけで、住民の健康状態が目に見えて改善したのだ。


 「ちゃんと休むと、翌日の作業効率がこんなに上がるなんて……」

 「病気で倒れる者が減って、結果的に収穫量が増えるなんて、信じられん……」


 効果を実感した村人たちは、こぞって魔王城に感謝の手紙を送ってくる。もともと“ブラックに疲弊した人々”が一定数存在していたからこそ、ホワイト企業的な働き方が逆に新鮮なカルチャー・ショックをもたらしているのだろう。


#### (2)矢崎の経済再建プラン


 その流れをさらに後押ししているのが、矢崎の存在だ。彼は元エリート商社マンとしてのノウハウを活かし、暗黒大陸全体の“経済再建プラン”を立案していた。といっても、これは非常にスケールが大きい計画だ。


 「この大陸は、魔族が支配権を握っていて、周辺国との通商ルートも限られていました。でも、ここで“ホワイト化”が進めば、人間や他種族との取引がスムーズになります。力ずくの略奪なんて必要ありません。むしろ交易が盛んになれば、経済はぐんと発展するんですよ」


 矢崎は魔王城に臨時の“商務省”のような部署を作り、そこに各地から集まった交易関係者を招いて、まともな商取引のルールを教えている。以前は「魔族=脅威」として恐れられ、まともな交渉などできなかった地域も、いまや「魔王城は結構話がわかる」「労働環境を改善しようとしている」と評判が広がり、取引相手として認める流れが生まれつつあるのだ。


 「矢崎さん、でも魔族の連中は“週休二日制”で休みが多いのでは? 荷の運搬や荷受けに遅延は出ないのでしょうか?」

 と、人間側の商人が不安を口にするが、矢崎はまるで待ってましたとばかりに笑う。


 「むしろ休みがあってこそ、仕事の日には集中して対応できるのです。魔族兵たちも、いまやシフト制を導入しているので、無茶な残業で倒れる者は格段に減りましたよ。荷受けの遅延はむしろ過労や体調不良が原因で起こるほうが多い。だからこそ、“週休二日”のほうが安定した運営につながるんです」


 実際、彼の理屈は正しい。短期的には「もっと働け! 休むな!」とやったほうが生産量が増えるように思えるが、長期的には疲労とトラブルで崩壊してしまう。これはブラック企業軍の崩壊が実証した形だ。結果として、相馬の掲げるホワイト路線が大陸各地で注目を集めている。


#### (3)三村のグルメフェス開催


 「世の中が平和になったら、やっぱり“美味いもん”でお祭りを盛り上げたいだろ?」


 そんな陽気な声をあげているのが三村みむら 蒼太そうただ。彼は魔王城の料理長としてバリバリ働いているが、同時に「ホワイト職場」ゆえの自由時間を活用し、グルメフェスの企画を打ち出した。


 「グルメフェス……要するに、大陸各地から食材や料理人を集めて、みんなでうまい料理を食べ比べしようってわけか?」

 相馬がその計画を聞き、首を傾げると三村は熱弁を振るう。


 「そう! ブラック企業軍の騒動が終わった今こそ、平和に喜びを分かち合いたい。それに、料理の交流が増えれば、魔族と人間が一緒に食卓を囲む機会も増えるだろ? それって、すごく平和的じゃないか?」


 たしかに、一緒に食事をすれば自然と会話が生まれ、誤解や偏見も解けやすい。何より“美味いもの”は世界共通で人を笑顔にする力がある――三村はそれを誰よりも信じていた。


 こうして、魔王城の中庭に数十もの屋台が並び、各地の珍味や郷土料理が集まる“グルメフェス”の準備が進み始める。参加する料理人や冒険者、商人らが集まり、慌ただしい雰囲気になるが、もちろん相馬は「徹夜厳禁」「過度なサービス残業はなし」というルールを徹底。出店者も最初は「そんなゆるくてやっていけるのか?」と疑問に思いながら、いざ準備を始めてみると、適度に休みを挟むことで疲れがたまりにくく、結果的にクオリティの高い料理を仕上げられることを知る。


 「なるほど……休んでいいんだと思うと、意外と手際よく段取りができるな……」

 「気持ちにも余裕が出て、お客さんとのコミュニケーションが楽しいかも」


 こうして、城内がにぎやかな祭典ムードに包まれ、“仕事=疲弊”ではなく、“仕事=生きがいや交流の場”という空気が広まりつつあった。


---


### 2. それぞれの道


#### (1)神宮寺、研究に専念して居座り?


 神宮寺じんぐうじは、元々“反逆の召喚術士”として別の異世界に行くはずが、何かの手違いで相馬たちの世界へ転移してしまった経緯を持つ。ブラック企業軍との決戦まではバタバタしていたが、いまや落ち着いて召喚実験ができる環境を得た彼は、城の一角に広々とした研究室を設けて日々没頭していた。


 「ふむ、夜間の長時間実験はダメと言われているし、シフト管理員までいるけど……逆にメリハリがついて効率が上がった気がするな。徹夜でデータが飛んだり頭がボーッとして失敗したりがない」


 本人もそう呟くように、眠い目をこすりながら不安定な実験を続けるよりは、しっかりと休息を取り、朝イチで頭が冴えた状態で研究に没頭するほうが進捗もいい。しかも、以前の暴走しがちだった“喰魔者(イーター)”の力を、魔王城で協力者を募りながら少しずつ制御する術を探れているのが大きい。


 「いやあ、このまま行くと、俺はここで一生研究三昧かもな……別の異世界に行く必要、あるかな……?」


 そうボヤく神宮寺に対し、相馬や城の兵士たちは「残業禁止は守れよ」「さっさと寝ろ」とツッコミを入れつつも、彼の才能や研究姿勢を歓迎している。結果的に「召喚獣を産業利用できないか」という話も出てきたりして、魔王城はますます面白い実験場に進化しそうな予感だ。


 神宮寺自身は「居座り」に半分本気、半分冗談のつもりだが、周囲は半分以上本気と捉えている節がある。いずれにせよ、彼がしばらくここを離れる様子はなさそうだ。


#### (2)柚花、旅立ちを決意…でも温泉?


 一方、渡辺わたなべ 柚花ゆずかは“神託の魔女”としての使命を思い出した。もともと彼女はまったく別の“聖なる世界”へ召喚されるはずだったが、魔王城に落ちてきてしまったのだ。ここでの騒動が一段落した今こそ、本来の目的を果たすべきでは――と考え始めたのだ。


 「相馬さん、私、いよいよ旅立とうかと思うんです。世界のどこかに封印されている“黒き神獣”をどうにかしないと、いつか災厄が来るかもしれないし……」

 柚花は真剣な面持ちで言うが、相馬はあっさりと「そうか。まあ、行くならそれもいいだろう」と受け止めた。


 しかし、続けて相馬はこんな提案をする。

 「でも、その前に“温泉”に行かないか? ほら、城の南側に湧き水の温泉があるって聞いただろ? ブラック企業軍の連中が崩壊したあたりから、あそこを整備したって聞いたし、一度みんなで行ってみようぜ」


 柚花は目をパチクリさせて「え、温泉……?」と固まるが、そこに三村や神宮寺、さらには矢崎までもが「温泉行こう行こう!」「どうせならリフレッシュしてから出発しよう」と賛同してきてしまう。すっかり背中を押され(というか流され)、柚花は「じゃあ、ちょっとだけ……」と承諾してしまうのだった。


 こうして“旅立ちの決意”はいったんお預けに。柚花は自分の意志の弱さに苦笑するが、楽しそうな仲間たちを見ると「まあ、いっか」と思わず頬が緩んでしまう。結局、「最後にみんなで温泉行くか!」という提案は城内の総意になり、しばらくの間、柚花の旅立ちは先延ばしになるのだった。


---


### 3. さらに巻き起こる小競り合い


#### (1)魔王城内の労務トラブル


 平和になったとはいえ、魔王城が常に円満なわけではない。むしろ、多様な種族や立場の者が集まるため、日常的な小競り合いは絶えない。とくに、相馬が導入した「週休二日制」や「残業禁止」が根付いてきた今、次なる問題が浮上していた。


 それは「上手に休めない」者が続出しているという現象だ。熱心な仕事人間や、一度ブラック体質にハマってしまった者は、休みの日でもつい働こうとしてしまうのだ。


 「おい、スライム掃除係のゴルザが休日に勝手に出勤して、風呂場を掃除してたって? しかも夜通しやって倒れかけたって、本当か?」

 相馬が慌てて話を聞くと、ゴルザ本人は「いや、ちょっと仕事が残ってるのが気になって……休みの日に片付ければ楽になるかと思って……」と気弱な表情を見せる。


 これがまさに“過労寸前者”を生み出す新たな芽だ。城内には似たような者がちらほらおり、「休み方がわからない」「働き続けるほうが気楽だ」と告白するケースもある。ブラック企業での刷り込みなのか、あるいは真面目すぎる性格なのか……理由はさまざまだが、放置すれば再び過労やトラブルの元になる。


 そこで相馬は「休み方教室」を開催することにした。矢崎や三村、神宮寺らを交えて「休日に何をするとリフレッシュできるか」「無理やりにでも遊びの予定を入れよう」「仲間同士で温泉やレジャーに行くのもいい」など、さまざまなアイデアを交換する。


 初めは「そんなことまで指導されるのか」と戸惑う者もいたが、いざやってみると案外楽しんだり、普段の仕事を離れた気分転換の大切さに気づいたりと、好評を博す結果となる。これこそ、新たな“ホワイト企業”のフェーズ2といえるかもしれない。


#### (2)無自覚の徹夜残業を相馬が救う


 また、城の工房を担当する魔族の一人が、納期前の武器修理をしている最中に“徹夜”しそうになる事件も起きた。相馬が巡回に来なければ、そのまま朝まで作業し続けていた可能性が高い。


 相馬が「おいおい、もう夜中の1時だぞ。帰れって」と声をかけると、その魔族はハッと我に返り、「すみません、納期に間に合わせようと焦って……」と申し訳なさそうに頭を下げた。


 相馬は呆れつつも、「焦るのはわかるが、お前が倒れたら逆に納期どころじゃなくなるだろ。明日もあるんだから、今日はもう寝ろ」と促す。工房の仲間も「そりゃそうだな」と納得し、皆で片付けをして帰宅する。結局、翌朝に再開したら短時間で修理完了し、朝のうちに余裕で納品できたというオチだ。


 こういった小さな“徹夜寸前トラブル”がぽつぽつと発生し、相馬や幹部たちが未然に防ぐという流れが当たり前になりつつある。ある意味、ホワイト企業文化の浸透には時間がかかるが、確実に進んでいるという証拠でもある。


#### (3)ドタバタのなかで育まれる“働く幸せ”


 連日のようにそんなドタバタが続くが、城内の雰囲気は明るい。皆が「自分の限界を超えて働くのはやめよう」という共通認識を持っており、何かあれば声をかけ合う。自然と“チームワーク”が生まれ、過労だけでなく孤立も防げる形だ。


 「休んでもいい、仲間に頼ってもいい、ミスしたらみんなでカバーしよう――そんな考え方が、ほんとにできるんだな……」


 ある魔族はしみじみとそう語り、「働くのも悪くないかもしれない。いや、むしろ最近は楽しい」と笑みを浮かべる。これは、相馬が“ブラック企業での痛み”を知っているからこそ、本気で作り上げようとしてきた職場環境の成果といえよう。


 もちろん、完璧ではない。トラブルは起きるし、人間関係の摩擦もある。けれど、そこを恐れて何もしないよりは、少しずつ前に進んだほうがよほど建設的だ。その積み重ねが、いまの魔王城を形作っているのだ。


---


### 4. 元上司・社長の今後


#### (1)別の陣営で地道に再就職活動中…?


 一方、元上司と社長のその後はどうなったのか。ブラック企業軍が崩壊した直後、彼らは一時的に魔王城で拘束されていた。しかし、相馬の判断で「労働更生プログラム(ブラック体質改善プログラム)」を受けさせようとしたものの、当人たちがあまりにも非協力的で、かえって他の受講者の妨げになる事態が発生したのだ。


 そこで、魔王城の幹部会議は「いっそ自由にさせて、本人たちが懲りるかどうか見よう」という結論に至り、上司・社長は“国外退去”に近い形で解放された。これを聞いた周囲は「なんと寛容な措置だ」と驚くが、相馬は「奴らはいつか自滅するよ」と半ば達観した様子だった。


 そして案の定、上司と社長はあてもなく流浪し、こっそり別の地域で“再就職活動”めいたことをしているとの噂が流れてきた。ある場所では、「王都で新しい商会を興そうとしたが、応募者が集まらず失敗した」という話も聞くし、また別の場所では「スラム街で“高収入求人”を謳って人を募ったが、一瞬で逃げられた」ともいう。


 結局、彼らはブラック体質を根本的に改めるつもりはなく、しかし“法や常識”がある程度整ったこの世界では、もう昔のように好き放題はできない。それがわかっていても、プライドが邪魔をして魔王城に戻ることもできないというジレンマに苦しんでいる――というのが実情らしい。


 その行く末を想像するに、相馬としては「いっそ観念して、ホワイト改革を学んだほうがマシなのにな」と思うが、当人たちの意思がなければどうしようもない。どこかで失敗を重ね、いつか方針転換する日が来るかもしれない……それも“本人の自由”というわけだ。


#### (2)コメディ的に、魔王城への土下座フラグ?


 とはいえ、噂によれば「やはり魔王城のホワイト企業ぶりが羨ましい」「賃金がちゃんと出るなら自分も働きたい」と、上司や社長が漏らしているとの情報もある。矢崎は「そこまで言うなら素直に戻ってくればいいのに」と笑うが、彼らの面子がそれを許さないのだろう。


 もし今後、彼らが本当に食いつめてしまったら、いずれは「魔王城で雇ってほしい……」と土下座するコメディ展開もあり得る。相馬は「そんときは面接でちゃんと人柄を見極めるさ」と言うが、内心「まあ、やる気があるならそれもいい」と思わなくもない。


 結局、元上司・社長はこの物語の時点では行方を転々としており、再就職活動で大苦戦している様子。ある時はボロ宿屋で、ある時は怪しげな遺跡で……本当に彼らが次に姿を見せるとき、果たして成長しているのか、変わらずブラック体質のままか、それは定かではない。


 だが、何よりも確かなのは――この世界では既に“ブラック”の居場所が狭まっているということ。もし再び悪事を働こうとすれば、きっと相馬たちによって阻止されるだろう。それまでに彼らが自らの過去を省みるかどうか、それが最後の関門といえるのかもしれない。


---


## 結び:ホワイト企業への道は続く


 こうして、元上司・社長のブラック勢力が崩壊し、相馬が推し進める“働き方改革”は周辺国や魔族内に急速に浸透しつつある。とはいえ、これで完全に平和が訪れたわけではない。新しい秩序を築くには、まだまだ問題が山積みだ。


- **賃金体系の整備**

- 魔族と人間で経済圏が異なるため、共通通貨の導入や為替レートの設定など、矢崎が頭を悩ませている。

- **人材育成**

- ブラック企業軍から解放された労働者たちが、いきなり“ホワイト”を実践できるかといえば、それも一朝一夕には難しい。再教育やメンタル面のケアが必要だ。

- **軍事・防衛**

- ブラック企業軍が消えたあとも、異世界にはまだ未知の脅威が潜んでいる可能性がある。柚花の言う“黒き神獣”など、大陸全土を揺るがす存在もいるかもしれない。


 それでも、相馬は折れない。むしろ「大仕事はこれからだ」と気合を入れる。神宮寺の召喚研究、柚花の使命、三村の料理革命、矢崎の経済改革――すべてが重なり合うことで、暗黒大陸は今までにない活気を帯び始めている。周囲の人々も少しずつ“働く幸せ”を知り、仲間と支え合う楽しさに目覚めている。


 そして何より、相馬が魔王として“絶対命令”を振るう場面はほとんどなくなってきた。必要なときに最低限使うだけで、普段は「皆が自由に動ける環境づくり」を重視しているのだ。結果的に城内や周辺地域はどこか明るく、居心地の良い雰囲気が漂い、人も物も自然と集まってくる状況だ。


 「まさかこんな風になるとはな……ブラック企業で消耗してた頃は想像もできなかったよ。まあ、これからもいろいろあるだろうけど、そのたびにみんなで考えて乗り越えていこう」


 相馬は魔王城のバルコニーから中庭を見下ろし、グルメフェスの準備で忙しなく動き回る人々や楽しげな笑い声を耳にしながら、そっと微笑む。その背後には神宮寺が「ああもう、夜間作業は禁止だろ。早く帰ろうぜ」と兵士たちに声をかけ、柚花が「温泉行くために荷造りはじめるね」などと呑気に言っている姿が見える。三村は遠くから「新作料理ができたぞ!」と叫んでおり、矢崎は「また商売チャンスの予感!」と目を輝かせている。


 ドタバタは絶えない。だが、そんな日常こそが“働き方改革”の先にある、誰もが笑顔で過ごせる世界の第一歩。

 今日も魔王城はにぎやかで、そして温かい。休みの日には、みんなで温泉に行ってゆったりと体を癒し、次の仕事へ向けて英気を養う――これが今の“暗黒大陸”の新しい秩序なのだ。


(第五章・了)

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