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“俺の親友がさ、キミの事が好きなんだって!” そう言いながらも俺の方がキミの事を好きなんだけどな。

作者: 七瀬
掲載日:2023/09/05






“俺の親友がさ、キミの事が好きなんだって!”


そう、キミに言いながらも俺の方がキミの事を好きなんだけどな。

そう想いながら、俺はキミにそう言った。

なんか切ない。

俺の方が先に、キミの事を好きだったのにさ!

“キミは知ってた?”

そんな事も簡単に言葉にしてキミに伝えられない。

それにさ、キミに俺の親友が好きだなんて言ったら? キミは親友と

付き合うかもしれないのに、それでも俺はいいのか、、、?

あの時の俺の心は張り裂けそうな想いだった!

言ってはいけない言葉をキミに言ったような気がする。

そりゃ~親友の事は大事に想ってるよ。

でもさ、それとこれとは別じゃん!

“親友であっても、キミを誰にも取られたくない!”

そんな俺の想いに反して、キミは俺にこう言ったよね。




『“少し考えさせてほしいって、伝えててくれる?”』

『・・・あぁ、ううん、』





・・・キミの返事は、どっちなんだろうな?

アイツの事が嫌いなら、キッパリと断わるはずだろうし。

俺はキミの答えが知りたい、けど知ると辛くなるなら知りたくない!

少しは気になる存在なのか、“考えさせてほしい”なんて言い方曖昧で怖いよ。

ひょっとしたら? “アイツと付き合う可能性もあるって事だよな。”

まあ、俺が彼女にそう言ったんだけど。

なんか嫌だな。

“本当にアイツとキミが付き合ったらどうしよう?”

今更、後になって後悔するなんてさ。

カッコ悪いけど、あの時の俺はああするしかなかったんだ!

親友のアイツにキミが好きな事を訊いて、どうしても協力するしかなかった。

“俺がお前の代わりに、あの子にお前が好きな事! 伝えてやるよ!”

俺がアイツにそう言うと? 泣いて喜んだんだ!

正直、親友の俺の前でもなかなか泣いたところなんか見せない奴でさ、

あの時の俺はアイツに協力するしか考えられなかったんだ!






・・・だけど今は、物凄く後悔してる。

“俺さ、お前よりあの子の事が好きなんだよ”ってアイツに言えない!

俺はどうしたらいいんだろう?

俺の願いが叶うなら、“アイツとはせめて付き合ってほしくない!”

他の男なら、まだ我慢できる!

でもアイツはイヤだ。

親友だし、俺とは切っても切れない仲だし。

“キミと俺は、友達以上恋人未満。”

この先、アイツが居る限り! キミと付き合いたいという考えも捨てな

きゃなんないどろうしな!”










 *








・・・キミの返事がどっちか分からず、悩んで眠れない俺の3日後。

キミは俺を呼び出し、こう言った。




『“なんで? 私の事! どうでもいいの?”』

『えぇ!?』

『“本当に私が、神坂君と付き合っていいの?”』

『・・・・・・』

『“鐸郎は私の事、どう想ってんの?”』

『・・・・・・』

『後悔しないんだよね! 私が神坂君と付き合っても!』

『やっぱりダメだ! アイツと付き合ってほしくない!』

『“じゃあー私にどうしてほしいの?”』

『“俺と付き合ってほしい!”』

『いいよ。』

『えぇ!?』

『最初っから、そう言ってほしかったな。』

『・・・あぁ、ご、ごめん。』

『別にいけど、神坂君には申し訳ないなって思う! 鐸郎から断っておいて!

それと、親友だからって彼に嘘とかつかないでね!』

『・・・あぁ、ううん。』

『じゃあ、また連絡する!』

『うん。』






俺にとっては、“最高の言葉を彼女からもらえた!”

でも? アイツに俺は何て言ったらいいんだろう、、、?

しょうがない! 正直にアイツに言うしかないな!




『“本当にすまない!”』

『えぇ!?』

『“お前の事、あの子に気持ちを伝えたんだけど、俺はその後凄く後悔してて

俺の方がお前よりあの子の事、好きだったからさ、だから、ずっと黙ってて”』

『“オレ? あの子に、フラれたんだな。”』

『・・・あぁ、』

『“そっか、お前ならいいよ! オレが好きになった子だけど仕方ないと

思うし! 諦めもつくわ!”』

『・・・ご、ごめん、』

『オマエもあの子の事、好きだったんだよな! 気づいてやれなくて、

オレの方こそゴメンな!』

『・・・な、なんでお前が謝んだよ! 俺の方こそゴメン。』

『“じゃあーこれで仲直りだ!”』

『あぁ!』

『オレも早く! 次の恋、探すわ!』

『うん。』





今の俺は、“大好きな彼女と親友と仲良くやっている!”

アイツは今は好きな女の子がデキたらしい。

俺は彼女と仲良くやってるよ。

これからも! “親友と好きな子を俺はどちらも大事にしていきたい!”

そんな想いをいつも持っているんだ。


最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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