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阿紫上敦也の日常  作者: 唯月逆音
1章
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五日目 坂田璃子

「今日、栞来なかったね。」

いつも学校に来る真面目なやつなので珍しい。

先生に聞いても理由は教えてくれなかったし。


「体調悪くしてなければいいけど。」


「じゃあ僕今日栞の家によって様子みてくるよ。」

と海稀。


「じゃあ様子伝えてね。」

心配だしね。


「俺用事あるから今日先帰るね。」


「いつもスマホからだからあんま変わんないと思うけど……。」


数分後。

栞の家に着き、インターホンを鳴らしてみるが

反応はない。


「大丈夫だといいんだけどね。」


「鍵もってるから入ってみるか。」

海稀、栞の家の鍵持ってるの?

いや、いいんだけども。


ガチャ。


「どうもー。」

いや慣れすぎでしょ。


「居ないね?」


「そうみたいだね。」

と海稀。


「何かあったのかな?」


「まぁ栞に限ってそんなことないでしょ。だってレベル5だよ。」


まぁそっか。

よし、じゃあ帰るか。


「じゃあ私帰るね。」


「また学校でね~。」


家に帰ったが、敦也はまだいなかった。


そこで何気なくテレビをつけてみると法律改正の話をしていた。


『今日、レベル5に関する法律が改正されました。この法律が施行されると政府の機関の一部になり省庁のような扱いになるそうです。なお第一位は監査のようなフリーな存在のままだそうです。』


これでか!

私はすぐさま海稀に連絡を取る。


「もしもし?」


「私。あのさぁ……」


数十秒後、


「それでか。施行日今日だしなんか会議とかでもあったのかな?まぁ無事そうでよかった。」


「じゃあね。」


「うん。」


数時間後、パソコンが光った。


「ただいま~。」


「私の家なんだけど…。」


「まぁまぁ。」


「それで栞はこういうことがあったらしいよ。」


説明すると、敦也は顔色を変えた。


「どうかしたの?」

質問はしてみるが分かっている。


「いや、何も無い。」

ほら、いつものように誤魔化すのだ。

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